熱めのお湯と強めの電気風呂を求めて町屋駅に向かうべく、仕事終わりに千代田線に乗り込んだ。
駅を出てすぐ、タイル好きの自分にはたまらない装飾を施した柱に出会う。
この日目指していたのは野崎浴場。訪れるのは久しぶりだ。
確かこっちだったな。と辿った記憶。方角と道は合っていたが、多少行き過ぎてしまったことに気がつき慌てて戻る。
お久しぶりです。
個人的な愛でポイントの一つ、玄関脇のタイル遣い。
「野崎湯」と書かれた荒川浴場組合組合員章も歴史を感じる愛でポイント。
今日は江戸山吹の湯が振る舞われているようだ。
土間のタイルのパターンも
屋号が抜かれたすりガラスもたまらない。
久しぶりにいただく野崎浴場さんの電気風呂。電流の強さがおぼろげなので、最初はおっかなびっくり、慎重に入ってみる。
わざわざ女将さんが「気を付けてね」とお声がけしてくれるほどの強さだが、今日は体調が悪くないのか意外にいけそうな感触。
なかなかのあつ湯なので一回一回の時間は短いが、段差に腰掛けて腰に当てたり、奥に座って背中にあてたり、横を向いて深めに座り両肩にあててシビレて、カランから桶にとった水を浴びてを繰り返しての交互電浴で蕩けた🤤
湯温も電流の強さもほんとに好みだ。
至福の時間をご馳走様でした🙏
そうそう、ペンキ絵下の野草が描かれたタイルも愛でポイントの一つなのです。
フロントの女将さんと湯上がりにお話ししていた時に「三月で閉店」の言葉が出た。小耳に聞いてはいたが現実であることを実感。それにまつわるいろいろな事情も聞かせていただいた。
好きな銭湯、個性的な銭湯が無くなってしまうのは悲しいが、商売である以上は仕方がない。むしろ営業してくださっていることに感謝して、その日までの間にまたたくさんの愛でポイントを愛で、高温パワフル電気風呂でシビレに来よう。
そんなことを考えながら歩いていて明治通りに差し掛かった時、ちょうど来たバスに乗ってしまった。予定では三河島か日暮里まで出ておかわり銭湯する予定だったけど、それを忘れちゃうくらい余韻に浸っていたということなんだろうな。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※1010、野崎浴場さんの紹介ページはこちら。
※前回野崎浴場さんのアチアチ電気風呂でシビレて蕩けたあの日のブログはこちら。