2019年8月は代々木上原の大黒湯さんで締めくくった。
日中に稲城浴場さんを堪能したが、夜にもう一軒ならバチは当たらないだろう。
いろいろとクセがありそうで自分好み、初めてでもあり楽しみな銭湯さん。
沢山のサインが飾られ、昭和レトロ感のあるランドリースペースを抜ける、貼付物も読み応えあり。
趣のある自動販売機、大好物な風景がありすぎてすぎてなかなか歩が進まない。
足を進め暖簾を潜り下足箱へ、コーナーに飾られたタヌキさんに再び足が止まる。
あれこれと眺め入口からかなりの時間を経てようやくフロントへ、女将さんにサウナもお願いする。
初大黒湯さんな事を伝え、タオルの入ったカゴを渡されながらいろいろと説明を受ける。
サウナスペースに行くには、脱衣所を抜け、サウナ利用者専用休憩所を抜けて行かなくてはならないとの事。
まずはモザイクタイル絵が見事な銭湯スペースを堪能。
体を洗い清めて、天然地下水が滑らかで心地好い水風呂へ。
水風呂の壁側奥半分はバイブラがジャグジーのように猛烈に作動している。
小学生くらいの男の子たちがキャッキャしながら浸かって楽しそうだ。
湧き上がるようにボコボコと、水風呂にしてはかなりバイブラが効いた水風呂、ライトアップもされて新鮮なのでしばし堪能。
電気風呂部分が壁で仕切られて、ミストシャワーが降り注ぐ簡易ミストサウナになっているのも面白いので、ビリビリしながらじっくり蒸され蕩ける。これまた新鮮で刺激的。
もう一度水風呂に入りクールダウンしてから、体の水滴を拭って、脱衣場の脇にあるサウナスペースへ移動。
かなり昔の格闘技チケットなどが壁に貼られた休憩場、テレビもイスもぶら下がり健康器、はたまたダンベルまで設けられ、なかなかの充実ぶり。
サウナ室へのドアを開けるとサウナ利用者専用の水風呂が2つ、左手にサウナへのドア。
「SAUNA」のロゴが貼られたドアを開け、奥行のあるサウナ室内へ。
薄暗さが良き。
ずんずん進み、奥の2段目に座る。
DIY感のある無音のサウナでじっくり汗をかき、シャワーで汗を流して水風呂へ入ろうとすると、シャワーがくっつくような近さで2本ある。よく見るとお湯と水が1本ずつになっていた、別々に2本あるのも新鮮で面白い。
そして座風呂のような仕様でライトアップされた水風呂。
水枕に頭を乗せて、ジェットを受けながらのクールダウンも新鮮で面白い。
スタンダードな深風呂の水風呂もあり、温度はさして変わらないがバイブラ有無の冷冷欲で蕩けられる。
新鮮で面白い面を沢山見せてもくれる、しっかり筋の通った銭湯、大黒湯さん。
面白すぎて一度じゃダメだ、また来よう。
そしてこの日は最終土曜日。
渋谷のソネバーでヨモギーさんがカウンターに立たれる日だ。
代々木上原からならそんなに距離は無い。
散歩がてら歩いて、喉を潤しに行こう。
ソネバーでは交流のある「ザっくりととのうサウナ入門」のやのしんさんと
大崎金春湯の若旦那、角屋さんのお2人にも出会えた。
「ややや!偶然偶然!」といったところだ。
嬉しい偶然。
四方山話に花が咲く。
「茶道」をたしなんでいるヨモギーさんが、正座があまり得意ではないので、サウナ室や浴槽の中で正座を練習していると話されていた。
姿勢を正せるだけではなく、足先まで温まって熱効率が良いとも。
これは良さそうだ。
胡坐よりも正座のほうが得意だし、猫背がちな姿勢も正したい。
自分も「正座サウナ」を取り入れてみようと思った。
夜も更け、会話も深くなる。
時間は止まることなく進んでいる。
気づいたころにはもう遅く、山手線から先の終電を逃してしまったが、時間を気にしないほど楽しかったのだから良しとする。
至福の時間をご馳走様でした🙏
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️