この日向かったのは荻窪の書店Titleさん。目的は塩谷歩波さんの個展「銭湯図解ができるまで」。
原画展だけでもありがたいが、今回の展示は取材メモや赤の入ったゲラなどの普段見ることのできない、まさに「銭湯図解ができるまで」を見ることができる、またとない機会。行かずにはいられない。
階段を上がって二階が展示スペース。
中央公論新社さんからのお祝いのお花、シックな色合いで可愛らしく会場の雰囲気にもぴったり。
特に目をひいたのはこのメモ。特に下3行。
おすすめのお店 (じゅくじょワインバー) えいよう
「えいよう?」気になる。
なかなか見ることのできない校正中の原稿。
沢山の下書きや、完成した原画が所狭しと展示されていて、ファンにとってはたまらない空間。
本の中、エッセイ部分に書かれた挿絵の原画や、沢山のメモ書きが施された原画も観られた。
イラストも好き、銭湯も好きな自分にとって最高でしかない会場。
このようなイベントを催してくださった関係者の方々に感謝です。
家に帰ったら、また読み返そう。
吉の湯さんの原画を見て「こんな雨の日の露天スペース気持ちいいだろうなぁ...」と、当初、近くの違う銭湯さんに行く予定だったが、吉の湯さんの露天スペースを思い出し、脳内でヨダレが垂れ始める。
在廊なさっていた塩谷さんに「外は結構雨降ってるし、原画観てたら吉の湯さんの雨の露天スペースに行きたくなっちゃった、別の銭湯さんに行く予定だったんだけど。」と話させていただくと、塩谷さんにも「この天気なら今日は吉の湯っしょ!」と雨の露天スペースを推していただいた。
「やっぱりそうだよね!うんうん!」
後押しもしていただいたし、本能に従い吉の湯さんへ!
道中、あまりにも素敵な鉄塔に惹き付けられカーナビを無視して回り道。
直近、真下まで行って鑑賞。これだから銭湯散歩はたまらない。
鉄塔を堪能した後、ゆ家和ごころ 吉の湯さんに到着。
吉の湯さん越しの鉄塔もまた素敵。
自分のお気に入りは、サウナも水風呂も休憩椅子、つぼ湯に炭酸泉までもが配置された露天スペース。
サウナからでも、つぼ湯からでも、炭酸泉からでも、どこからでも露天水風呂、外気浴という最高の勝ちパターンに繋げられる抜群の安定感。もちろん動線も良き。
天気が良い日はもちろんだが、この日のような雨の日もまた良き。全裸で椅子に座って雨に打たれるなんて事、そうそうできない。 このチャンスにたっぷりと堪能させていただく。
鉄塔を見上げながら水風呂に浮かび、椅子にクールダウンした身体を任せて、風に揺れる木の枝からの滴と雨粒を受けながら外気浴で蕩ける。
極上の至福。
ロビーに貼られた猫のイラストのようにサウナに水風呂、外気浴を堪能、何度も蕩けた。
ちょっとだけ日常から離れた至福の時間をご馳走様でした🙏
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️