高円寺から散歩がてら上越泉さんへ。
商店街を抜けて早稲田通りに出て、環七を越え住宅街を少し歩くとお湯を沸かす匂いがなんとなく漂い、見上げれば煙突が「ここだよ。」とばかりにそびえ立っていた。
「ゆ」の文字が映える赤い雨避け。
上越泉さんのインパクトたっぷりに3つ並んだこの看板が大好きだ。
フロントの女将さんに、サウナもお願いして料金600円を支払い、下足札を預けてマット・バスタオル・フェイスタオルの3点セットを借りる。
マットやタオルに番号が振ってあるわけでは無いので下足札の番号は覚えておこう。
まずは身体を洗い清め水通し、湯船が程よく混んでいるので今日はまずサウナへ。
AMラジオが良く似合う使い込まれたサウナ室。
借りたマット以外にも、最初から幾重にもマットが重ねられて柔らかな座り心地。
貸切で堪能できたので、ちょっと幅をとってしまうが少し斜め横を向いて上段に正座で座り、湿度低めのカラカラ系サウナをじっくり楽しむ。
冷たい雨が降る中の外歩きで冷えた体が徐々に温まり、汗が滴り、呼吸する度に粘膜がチリチリしてくる。
生きてるなぁ。 と実感。
サウナ室を出てすぐの壁に据え付けられた「水シャワー」で汗を流してから、長さのある水風呂にゆったり体を横たえて水との一体感に蕩ける。
露天スペースがあるのも嬉しい。
座って休憩する為の場所は用意されていないが、立ったままでも体を拭きながら外気浴すればそれだけで蕩ける。
露天風呂からの外気浴も最高に心地好い。
雨に当たりながら浸かる、細かな泡がたっぷり溶け込んだイオン風呂でたっぷり蕩けた。
さっきまではイヤだった冷たい雨も、この時ばかりはお礼を言いたいくらいに心地好い。
ゆったり落ち着く銭湯さんで、のんびり落ち着く極上の夕べ。
湯上りには40年近く前に番台からフロントに改築したそうで、女将さんからその時の話などをうかがううことができた。
「当時は男湯と女湯が逆だったのよ」とか「番台がこの辺りにこんな風にあってね」とか他にも周辺のことなどを色々聞かせていただき、昭和の姿に思いをはべらせ、想像を膨らませて蕩けた。
至福の時間をご馳走様でした🙏
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️