草津湯さんを出て間もなく雨が多少強くなってきたが、上を走る高速道路を傘代わりにして綾瀬川沿いを堀切方面に走り、もう一軒のお目当て銭湯さんへ。
だいぶ近づいたようで、土手の上から煙突が見えてきた。
雨の合間を縫って煙突に近づく。
正面に回る。積み重ねてきた歴史を感じさせてくれる外観。
手前にある自動販売機の枯れ具合も素敵だ。
地域猫もゆったり過ごす、のんびりした時間が流れる。
この一角だけ時間の概念とは別物なのでは?といったような錯覚に陥りながら周辺を含めた外観を堪能する。
素敵なタイル使い。
型板ガラスもたまらない。
入り口周りや土間に引き続き、浴室のタイル使いも美しい。洗い場の床には蟹や貝が、浅湯の底には鯉が泳いでいる。
そして湯舟奥の壁には金閣寺と舞妓さんが描かれ、男女湯境界壁には洋風な風景が描かれたモザイクタイル絵が掲げられている。これだけ様々なタイルを一度に見ながらお湯をいただけるのはなかなかない機会だ。あっちを見たりこっちを見たりしながら、熱めのお湯に身を委ねて蕩けた🤤
至福の時間をご馳走様でした🙏
雨宿りも兼ねて立ち寄ったつもりだったが、むしろ雨が強くなってしまった。
湯上がりの軒先、「ありゃ、結構降ってるね。」ここで出会った雨宿り仲間さんとしばし談笑。
「お互い風邪ひかないように!」と、それぞれのタイミングで出発して解散。
合間を縫ってペダルを踏んだが、途中で土砂降りにあって舎人ライナーの高架下で一時間近く足止め。3倍くらいの時間をかけて帰宅したのはご愛嬌だ。
15:30から19:00の3時間半と、かなり限定された営業時間だが時間を調整しても訪れる価値が自分にはあった。タイルを愛でながらお湯をいただきにまた来よう。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※1010、日の出湯さんの紹介ページはこちら。