思い立って休みをとった。
所用を済ませて前から気になっていた大衆食堂若名さんへ
外観から得られる情報はのれんの向こうにある「ランチ560」のみ
椅子もテーブルも年季が入っているが、しっかり手入れがされて清潔な店内。書き換えたばかりだろうか、達筆な文字で書かれた真新しいメニューが眩しい。
注文は「アジフライと目玉焼きの盛り合わせですよ」と教えていただいたランチに決定。
届いたお皿はアジフライと目玉焼きの他にイカの天ぷらにレバーとナスの炒め物にカボチャの煮付けに焼きそばにとまさに盛り合わせ!
久しぶりに遊びに来たお孫さんを連れてきたと思しき常連さんと、ご主人女将さんの会話に和みながらぺろりと感触。
至福の時間をご馳走様でした🙏
お腹もふくれたし、まっすぐ帰宅するのももったいないしという事で、自転車のペダルを踏んで、鹿浜橋あたりから荒川サイクリングロードに入り、左岸をひた走って銭湯へ♨️
サイクリングシューズは履きなれた森川ヘルス製のこのサンダル。
自然も好きだが無機質な建造物も大好きだ。
大きな水門を愛でたり
荒川に架かる高速道路や鉄橋を愛でながら、川の流れに沿ってペダルを踏む、
小菅拘置所近くまで走ったところでサイクリングロードを出て街中に入る。
営業時間が16:10から17:15とかなり短いのでなかなかお湯をいただけなかったが、この日は辺りを何周もできるくらい余裕を持って到着。
せっかくなので外観もじっくりと堪能した。
曇天ではあるが空に向かってそびえ立つ煙突の姿が見事だ。
見事な唐破風屋根
屋号の入った鬼瓦も見事だ。
定休日こそ日、月の2日間だが、営業時間は1時間5分と超が付く短縮営業。
入り口に飾られた宝船のタイルも鮮やか。
土間のタイルも可愛らしい。
靴を脱ぐ前段階でもこんなに見どころが溢れている。
開店直後の入店ラッシュに一拍おいてゆっくりと入場。
「どこから来たの?」
「わざわざ来てくれたの?ありがとうね」
物腰穏やかなご主人に迎えられて受付を済ませる。
浴室正面に描かれたの石川県兼六園のペンキ絵、浴室脇の壁に近所の小学校の生徒さんが描いた「こすげどん」の壁画、どちらも素敵だ。
コの字に座面が設けられた深湯に浸かり浴室内を眺めながらゆったりと蕩けた🤤
至福の時間をご馳走様でした🙏
湯上がりに気づいた、もみじの模様が入った脱衣場の型板ガラスも素敵だった。
今は水が貼られておらず使われていないが縁側には池があり、そこに架かる橋を渡った先にははなれになったトイレがある。デイサービス利用を始めた時に、安全面から脱衣場内にトイレを新設してあのトイレは使っていないんだよ。との事。
風情があってもったいないとも思うが、夜はちょっと怖い?かもしれない。
「周りの銭湯も少なくなったし、来てくれるご近所さんのためにも一時間だけでも営業したい。無くなったら困っちゃうと思うんだ。」というご店主の温かさと体の芯まで温まるお湯にしっかりと蕩けた🤤
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️