行こうか行かないか、どうしようか決めかねている用事が夕方にあり、午後休を取得していた平日がタイミングよく、五色湯さんがリニューアルオープン当日だった。
用事はさておいて行かない手はない。
そそくさと支度を済ませて出かけたはいいが、気がはやりすぎて開店時刻よりかなり早く到着してしまったので、とりあえず生まれ変わった五色湯さんの送られた花で彩られた外観を眺めてから、空き時間を埋める旅に出る。
空き時間を有効に使うべくやってきたのは肥後細川庭園。
以前から気になっていたが、通りがかるのはいつも夜、閉園後なので中に入るのは初めてだ。
沢山の緑がある中に、一時期は細川家の住まいとして使用されていたこともあるという松聲閣という建物があったり、
中心には大きな池があったりする、静かで落ち着く空間で時間を過ごす。
のんびりと水面を眺めていたら、色鮮やかなカワセミの姿も見ることができた。
今日は五色湯さんに行くが、最寄り銭湯の豊川浴泉さんとセットで訪れるのも良さそうだ。
庭園を満喫したあと椎名町まで戻ったが、それでもまだ時間があったので先に腹ごしらえ。
湯上がりに食べるのが最高だが、お風呂前に食べてももちろん美味い。
開店時間も近づいてきたし。と五色湯さんに戻ると、お店の周りにちょろちょろいた人たちがいつの間にやら長蛇の列を形成していた。
「一度目に入れるか?」と危ぶみながら最後尾に並んだが、ありがたいことに最初のブロックで入店できた。
お祝いを告げつつ受付を済ませて店内へ。
外観から入り口周り、脱衣場も浴室も大きく変わっていたが、
脱衣場にあった当時の広告看板も残っている。
見事なタイル絵も残っている。
積まれていた溶岩の一部が水風呂に残っている。
ところどころに改装前の五色湯さんの面影を感じられて嬉しい。
真新しい木桶を使って全身を洗い清めて、列をなすサウナを横目にまずはお湯をいただく。
自分の中で椎名町/要町界隈のあつ湯銭湯と言えば、閉店してしまった山の湯さんと、五色湯さんだったのでシルキーあつ湯の湯船が嬉しい。
このあつ湯と、深さのある水風呂で溶岩を眺めながらの交互浴にまずは蕩けた🤤
交互浴を楽しんでいるうちにサウナ室にちらほら空きが出てきたので入室。
ヒーリング系音楽が控えめに流れるサウナ室は、当然のことながら真新しい木材の香りで満ちていて心地好く落ち着ける。
座る場所を変えて何度か出入りするたびに、一段目のストーブ正面がお気に入りの場所になった。サッと短時間で熱を入れたい時は熱源に近いこの場所、膝で感じる熱がたまらぬ。この位置に誰も座っていないときの二段目もなかなかの温度でたまらない。
新設された外気浴スペース、男湯は煙突の直下という絶好のロケーションがこれまた最高だ。
お湯に浸かり、水風呂に浸かり、サウナ室で焼かれ生まれ変わった充実設備っぷりに蕩けた🤤
至福の時間をご馳走様でした🙏
広告看板やタイル絵もだったが「どうなってしまうのか?」と最も心配していたプラモデル達をロビーで見ることができて一安心!!
自分が大好きな機種、A-10 サンダーボルトも健在!さらに安心。
浴室で偶然出会ったお湯仲間と湯上がりの路上で銭湯談義。
入ってきたばかりの五色湯さんの話題や、近いうちに行かなくてはならないあのあつ湯銭湯の話題などをひとしきり話した後、ぶらり湯らりスタンプらりーを楽しみに江戸川区方面に行くというお湯仲間と椎名町駅前で解散。
さて自分はどうするか。
流しても良かったが、せっかくチケットも取ってあるし観に行っておこう。と池袋へ。
初めて来る映画館だが何となく豪華だ。「PREMIUM THEATER」と銘打たれた部屋だからだろうか。
しかし五色湯さんの変わりっぷりは凄かったな。
当面は混雑するだろうけれど近いうちにまた行こう。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※1010、五色湯さんの紹介ページはこちら。
※文京区立肥後細川庭園の公式サイトはこちら。
※リニューアル前の五色湯さんで最後に蕩けたあの日のブログはこちら。