銭湯に行こうと日比谷線を仲御徒町駅で下車して、春日通りを蔵前方向へ少し歩いたところでサカエヤさんに出会った。気になってはいたが正確な場所を調べたりはしていなかった。ここにあったのか、せっかくだから食べていこう。
閉店時間までそんなに間もないので、ドアを開けて「まだ大丈夫ですか?」と確認したところ、快く大丈夫と答えていただいた。ありがたい。
そして「待ち時間0分」は伊達じゃなく、着席してから何を食べようか考え、チキンカレーに決めるまでの時間の方が確実に長かった。
美味しいカレーで軽く腹拵えして、新御徒町駅あたりを越え、さらに左衛門橋通りも請えて右折、裏手側から銭湯さんに近づいていたようで、まずは煙突に遭遇した。
しばらく休まれていたがこの日近くに営業再開されたということを聞いて、三筋湯さんへやって来た。
まずは歴史を感じさせ重厚感もある佇まいがたまらない。
縦書きの体裁で屋号が力強く書かれた暖簾がまたたまらない。
花鳥画のタイル絵も見事でたまらない。
番台の女将さんに営業再開のお祝いを伝え受付を済ませて高い天井の浴室へ。
壁側のカランには鏡がとシャワーがなく、一般的に鏡がある位置は一面ガラスになっていて、その向こうは金魚が泳ぐ池。体を洗う目線の先には沢山の金魚たちが泳いでいるという何とも風情のある仕組みになっている。
これは言葉では伝わりにくいので、ぜひご自分の目で確かめていただきたい。
溶岩が壁際に積まれた湯船でいただく、まろやかなお湯も最高だ。
再開を喜ぶ常連さんたちの会話をアクセントに外観、脱衣場、浴室、お湯、お庭、どこにいても何をとってもとんでもなく好みが詰められていて、何に蕩けているのか分からないくらいに蕩けた🤤
至福の時間をご馳走様でした🙏
表から見て素敵だった暖簾、裏から見てももちろん美しい。
「待ち遠しかったな」と会話を交わす顔馴染みさん同士の会話から愛され具合が滲み出ていた三筋湯さん。きっと自分もまた来る。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※1010、三筋湯さんの紹介ページはこちら。