8月11日12日の2日間、過言ではなく東京で一番沸いていたのは湯沸かし市だった。
「銭湯好き」「サウナ好き」クリエイターが神保町に集結。
春からこの日を待ちに待っていたなんとも楽しみなイベントが開催される。
そうそうたる顔ぶれが並んだ看板、さらに期待が高まる。
11日の朝、10時10分を待つ人たちが会場の前に続々と集まり、開店前の入口を見つめ、オープンと同時に堰を切ったように会場に吸い込まれていく
次から次へとお客さんがやって来ては入って行き、買い物カゴとして用意された湯沸かし市のロゴ入り桶を手に、二重にも三重にもなって各ブースをめぐり、思い思いの品物を桶に入れていく。
用意された桶が足りなくなるくらい、人の数が上回り、並べられた商品が飛ぶように棚から消えていく。
人気の商品は開始早々にSOLD OUTしてしまうほど。
あの時、春先に梅の湯さんで開催された文字づくりイベント後、
「みんなでこんな事やりたい!」
「名前は『湯沸かし市』が良い!」
と、みんなが話していた事が現実になった。
自分はたまたまその場に居合わせただけで、何かしたわけではないが、グラグラと沸いているこの光景を見て目頭が熱くなった。
銭湯/サウナつながりの方々はもちろん、会社の銭湯/サウナ好き、何人もの顔見知りが来ていた。
普段はアイコンしか知らない方々同士が、「ややややっ!」「あー!あのアイコンの!」と自分を触媒に笑顔で繋がっていく姿を見て、この時ばかりは自分が図々しくて良かった。と思った。
会場ではボドゲ湯のオリジナルゲーム、「サウナしりとり」も楽しんだ。
梅の湯の栗田さんと、サウナ友達さんと3人で、意見を出し合い既定のルールからあれこれ変更しながらプレイする変則スタイルで、「ととのった」
進化後がとても楽しみ。
大人気であっという間SOLD OUTしてしまったサウナイキタイさんがTシャツの在庫を取りに戻り、商品を補充されるという。
一緒にゲームをプレイしたサウナ友達と「待つ」か「諦めて帰る」かどうしようか話した結果、「お腹すいたし何か食べに行こう、戻ってきたらちょうどよいかもしれないし」
それまでの間に食事を摂ることにする。
訪れたのは会場から歩いて数分、蘭州拉麺の馬子禄さん。
夏の暑い日だからこそ、ちょっと刺激的な熱いラーメンがまた美味。
蘭州牛肉麺を三角麺で、トッピングにパクチー大盛りもオーダー。
小鉢にたっぷり盛られたパクチーが嬉しい。
お腹を満たして会場に戻ると、ちょうど良いタイミングで追加商品が荷下ろしされている。
ブースが一時サザエさんのバーゲン会場シーン張りのカオスと化したが、皆無事に希望の商品を購入。
一緒にゲームしてゴハンを食べたお友達が、第三玉の湯さんへ行く、しかも歩いて行こうかな。とおっしゃるので道案内も兼ね、便乗。
会場の熱気冷めやらぬまま、神保町からなるべく日陰を選んで裏道で移動していると、お茶の水近くで目の前に何やらロケ部隊の姿。
「なんの撮影ですかね~」と横を通り過ぎたら...
カメラの先にいらっしゃったのはなんと東山紀之さん!
思わぬ大物さんとの遭遇で、日陰なのに日向ばり、いや日向以上に脈拍上昇!
「まさかでしたねぇ~」「歩いて良かった!」などと、興奮冷めやらぬまま、お茶の水から水道橋を抜け、神楽坂へ。
「水風呂、最高だろうな...」というくらい体が温まった頃に第三玉の湯さんに到着。
体をしっかりと洗い清めて、待ち望んだ水風呂へ。
天井近くの高窓から射し込む陽射しを見ながらの水風呂、最高!まさに至福!
今日出会った人達とのご縁に感謝しながら、水風呂とサウナ、露天風呂のへりに腰掛けての外気浴を好きなだけループし、ココロもカラダもトロトロに蕩けて、間に挟んだ電気風呂のビリビリ具合でさらにまた蕩けた。
さっそく湯上りに買ったばかりのサウナイキタイTシャツを着る。夏にぴったりなこのカラー、重宝しそうだ。
ロビーで一休みしていたら、番頭さんに「新色ですか?この色は初めて見ました!」とお声かけいただいたので、湯沸かし市の事を話す、「イキタイ!」とおっしゃっていた番頭さん、翌日行かれたかな。
湯沸かし市、かなり控えめに言っても、文字通り極上の二日間だった。
湯沸かし市を企画/運営された方々、出店されたクリエイターの方々、会場で出会う事ができた皆様、一緒に歩いたサ友達、東山紀之さん、第三玉の湯さん。
至福の時間をご馳走様でした🙏
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️