「明日からのパルコ湯、楽しみだなぁ」と思っていた仕事終わりに開いたSENTO FOREVERのInstagramで、「お手伝い募集!一時間でも!」のストーリーズを見かけたので、上着をさっと羽織って渋谷に向かった。
会場は地下一階のGALLERY X。
渋谷PARCOでこんなに大きな「銭湯」の文字を見る日が来るとは感慨深い。
美しいアートワークが気になるが、本来の目的は設営のお手伝いだ。
フォエバのメンバーさんに出展者の方、パルコのスタッフさん。
顔見知りの方たちと初めましての方たちに交じり、邪魔にならないよう品出しと陳列を手伝わさせていただく。
カラフルな装飾に彩られた会場が色とりどりのアイテムたちでさらに華やかになっていく。床を埋めていた梱包資材の片付けも掃除も、レジ周りの品出しも美しく終了!
沸きに沸いた湯沸かし市みたいに渋谷PARCOも沸くと良いなぁ。どれだけお役に立てたかはわからないが、この場に立ち会えたことはうれしい限りだ。
※11月23日まで渋谷PARCOで開催~ ハッピーに浸かろう!パルコ湯 ~ の詳細はこちら。
設営のお手伝いが終わった後、会場で顔を合わせた喜楽湯の番頭さんと一緒だった帰り道。どちらともなく出てくる言葉は「はぁ…銭湯行きたい…」
遅い時間でもあるけど、ゆっくりお湯をいただきたいということで足を向けたのは、自分は見逃したがちょうどこの週テレビの情報番組でも取り上げられた滝野川の稲荷湯さん。
JRを板橋駅で下車して歩を進めると、いきなり世界がゆがんだのかと錯覚したような感覚に出会った。
作業中だったのだろうか。
お腹も空いていたが「まずはお風呂でしょ、湯上りにお店が開いていて電車にゆとりがあったら何か食べればいいよね。」
食欲よりも銭湯浴が勝ったそんな我らは「稲荷湯」の明かりに吸い寄せられるように角を曲がる。
お互いが久しぶりの稲荷湯さん、楽しみで仕方がない。
木の看板も、紋の入った暖簾も素敵だ。
そして稲荷湯さんと言えばこの「わ」だ。
裏側の「ぬ」が見たくてわざわざ営業時間外に前まで来たこともある。
カレンダーで全貌は見えないが、入り口のモザイクタイル絵も大好きだ。
「じゃあ一時間後にまたここで!」と集合時間を決め、各々お湯をいただく。
丸山絵師の見事なペンキ絵を眺め、椅子に腰かけ木桶にお湯を汲んでまずは全身を洗い清める。
木桶が床に当たった時に浴室に鳴り響く「カコーーーンっ」の音にたまらなく蕩ける。
この音を聞きたくて稲荷湯さんに来る日があると言っても過言ではない。
稲荷湯さんの湯槽はあつ湯、中温、低温の3つに分かれている。
低温は40℃前後、中温は43~44℃前後と穏やかだが、あつ湯はかるく46℃を超え、いつも47℃前後だと思う。しかもバイブラ付きだ。
自分も熱いお風呂が好きなほうだが、さすがに長くはいただけない。
長くて1分、だいたい30秒ちょい程度がいいとこだろう。
でも慣れてくるとこれが心地好くなり、冷たい水風呂でギュッと締まる感覚に近くなってくる。カランから汲んだ水を浴びたり、低温の湯舟を水風呂代わりにしたりして交互浴しているうちに、気分は極上。頬も緩んでとろとろに蕩けてしまう。
ゆっくりお湯をいただいているうちに時間も遅くなり、食事をとる時間は無くなったが体もココロも芯まで温まったので、お互い地元に帰ってからで問題なしだ。
至福の時間をご馳走様でした🙏
※1010.滝野川稲荷湯さんの紹介ページはこちら。
翌日、13日の金曜日。
初日を迎えたパルコ湯に浸かるべく、仕事を早々に終え渋谷PARCOへ。
番台ならぬカウンターで入浴料の470円を支払い、1日ぶりの浴室ならぬ会場へ。
日中から入場制限がかかっていただけあって、いくつか早くも売り切れている商品もあるようだ。
飛島式立方体カランに見立てた棚も可愛く、スーパー銭湯さしすせそさんのZineが映える。
お目当ての品はいくつか売り切れていたが、気になっていたSENTO FOREVERのロゴ入りインパックケースとキラキラステッカーを購入でき大満足。
フォエバのみんなの愛がこもった熱量で週末の渋谷がどれくらい沸くか楽しみだ。
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️
※2019年12月に稲荷湯さんでお湯をいただき蕩けたあの日はこちら
※2019年8月にSENTOFOREVERの愛がこもった湯沸かし市で蕩けたあの日はこちら。