たまゆら湯 〜 湯気三昧の銭湯散歩 〜

「 銭湯 」が大好き。散歩も大好き。そんなワタクシの心と体が蕩けるままの銭湯散歩。

銭湯散歩vol.056 草加健康センターでヴィヒタの香りと、沢山の愛に包まれ蕩けた20190809

ドラマ「サ道」を草加健康センター現地でライブビューイング。

その施設が登場するテレビ番組を、その施設で観る。

こんな機会はそうない。

 

早々に仕事を終わらせ、車で向かう。

ラッコちゃんの看板に出迎えられ、高まる高揚感。

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入口から「サ道」に出迎えられ、さらに高まる高揚感。
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先に来ているであろう方々と合流する前に浴室へ向かう。

しっかりと体を洗い清め、まずは13℃台で推移する水風呂で水通し、浮力に体を任せてバイブラに揺られ天を仰ぐ。夜空を見上げての冷水浴で早くも至福。

セットを繰り返すうち、ヴィヒタロウリュの時間に。

安全が確保できる最低限まで落とされた照明、TVも消し、BGMも無し。

「サウナ」を純粋に楽しむ粋な計らいの中、ストーブにかけられるアロマ水。

柄杓から流れ落ちた水がストーンに衝突し、破裂音をたてて、弾け散り蒸発する音が極上のBGM。

水蒸気になったアロマ水が、室内の温度を上げながら香りを広げる中、汗が顎から滴り落ちる。

1秒でも長くここにいたいし、一刻も早く水風呂に蕩けたい。

そんなジレンマを抱えながら、水風呂までの歩数と自分の余力を計算しようとするが、水風呂を思い浮かべただけで喉が鳴る、もはや計算どころではない。

水風呂のイメージに脳内を占拠され水風呂に向かう、逸る気持ちを抑えながら手前でしゃがみ、手桶で掬った水を頭から被り汗を流す。「今だよ」とばかりのタイミングで無人になる水風呂。

体を任せ、目を閉じる。全身で受け止めようと、自然に伸び、広がる手足。

いつまでも蕩けていたいが、水風呂に甘えてばかりもいられない。後ろ髪をひかれながら水風呂から踏み出すと「ここに座れ」と言わんばかりに一番奥のイスが空く。

座って、笑った。

肘掛に腕を載せ、地面に足も背もたれに背中も着けて座った。その感触が瞬時に無になったからだ。

視線も焦点も定まらなくなる。

一点を見つめても、すぐに上に流れ白目になろうとする。戻しても戻しても。

そしてその姿を「スゴいな、これ。」と俯瞰で見ている自分がいる。

きっとあの時、自分の体の中心にもラッコちゃんマークが浮かんでいただろう。

初めての蕩け方を堪能し過ぎるほど堪能した。

「ヴィヒタロウリュ」機会があったら是非また来たい。

堕落しすぎる前に、一度浴室を出て大広間に向かう。

 

浴室でも大広間でも「気の合う仲間」「また会いたい方」に再会したり、「会ってみたいと思っていた方」を紹介して頂いたりと沢山の方に会う事ができた。

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その方々と一緒に「サ道」を観られた事も、放送が始まると、より一層の「ラッコ愛」「サウナ愛」に包まれる大広間を体感できた。

24時を超えているのに、ほぼ満員の大広間。

人が集まるとは想像していたが、まさかここまでとは思わなかった。

照明が落ち、音量が上がる。

ドラマの放送が始まると、一斉に拍手が起こり、歓声が沸く。

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自分にとってこの日の草加健康センターは、ちょっとだけ区切りとなる日だった。それをこんなにも素敵なものにできたのは、お会いできた皆さん一人一人と、草加健康センター、並びにスタッフ皆さんの極上のホスピタリティのおかげでしかないと感謝。

そしてこの日ここに集まるきっかけを作ってくれたドラマ「サ道」にも感謝だ。

ご縁に感謝してもし尽くす事のない。貴重な一時をありがとうございました。

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最上級の愛に包まれた至福の時間をご馳走様でした🙏