お湯仲間に「谷端川暗渠を歩いて、いたばし暗渠マートを見て、それから銭湯に行きませんか?」と誘われた。
暗渠も銭湯も大好物なので断る理由は何もない。
暗渠のほとり?で合流し、まずは矢端川暗渠を北上。11-1studioさんで開催していた暗渠マートで暗渠グッズを愛で、缶バッジを購入。
バッジ自体の可愛さはもちろんのこと、台紙の可愛さも見逃せない。ここにあしらわれている生物たちは、いつも見ていて、つい今しがたも歩いてきた暗渠上にタイルで描かれている面々だ。萌える。
あれこれ買いたくなる気持ちを抑えてお店を出て、いつもとは違うルートでラビリンスを抜けて、要町の秘湯に向かう。
陽が高いうちに行くのはいつぶりだろう。
雨避けを覆うように伸びる松の枝も明るい時間だとはっきり見える。
極端な話、山の湯さんを好きな人を自分はきっと好きだろう。何となくそう思う。
バイブラが故障していたって、お湯があれば問題なし。
違うパターンの湯船に浸かれると考えれば、むしろ貴重だ。
体を洗い清めて、まずはぬる湯の浴槽でお湯をいただく。
いつもはパワフルなバイブラが作り上げる泡で見えていない湯船の底が今日は見えている。ただそれだけの事、なのにとても新鮮だ。
バイブラ故障も相まって、いつも見てる夜の顔と違う昼の顔に終始蕩けた。
至福の時間をご馳走様でした🙏
そんな大好きな山の湯さんはこの5月をもって閉店されてしまうのだ。
※閉店を告げる山の湯さんのツイートがこちら。
閉店のご挨拶
— 山の湯 (@YAMANOYU1010) 2022年2月24日
65年の長きにわたり地域の皆様にご利用いただき深く感謝申し上げます。
本年5月15日(日)を持ちまして閉店させて頂く事になりました。
長い間誠にありがとうございました。
山の湯 pic.twitter.com/9Fb41n79qS
正直あと何回お湯をいただけるかは分からないが、一回でも多く行けたらいいな。
玄関前でお湯仲間たちと再合流し、「何か食べよう」と、池袋方面に歩きながら、あがったばかりの山の湯さんの話をはじめ四方山話に花を咲かせる。二軒ほどフラれて、たどり着いたのは「永利 池袋西口店」
決してすすってはいけない食べ物に舌鼓を打つ。
辛いが旨い。
時おりうっかり吸い込みむせこんでしまい「ほら見たことか」となるのはご愛敬だ。
山の湯さんが閉店されるまではまだ日にちがある。
あの秘湯感と漢方薫るスチームサウナは一人でも多くの人に体感して欲しいと思うので、お近くに行かれることがあればぜひ足を運んでいただきたい。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※1010、山の湯さんの紹介ページはこちら。
※2020年の春先に山の湯さんで極上の時間を過ごしたあの日のブログはこちら。