路上園芸学会の村田あやこさんが、新刊「はみだす緑 黄昏の路上園芸」刊行記念の展示を開催されている。それは観に行かねばなるまい。
ミモザを愛で
桜を愛で
側溝の蓋に描かれたさぎそうを愛でながら住宅街を歩き、会場に向かう。
会場は下北沢BOOKSHOP TRAVELLER隣のバロンデッセアートギャラリー。
オーナーさんそれぞれの個性溢れる棚が並ぶ店内。
BOOKSHOP TRAVELLERさん、「本屋のアンテナショップ」は伊達じゃない。
展示以外も見どころだらけだが、そろそろ「はみだす緑 解体新書」を愛でましょう。
原画!!写真!!パネル!!と、本の世界観で埋め尽くされた会場。
本の主人公、たむらさん。
自分の推しキャラクターはみどりさん。
ドラマ化の暁には、ぜひもたいまさこさんに演じていただきたい。
イメージ画から決定稿に近い段階までをそれぞれのファイルに分けられた原画。
イラストが完成するまでの工程を見られる貴重な機会だ。
村田さんによる言葉が添えられたイラストと、モデルになった写真が並ぶ贅沢な空間にニヤニヤが止まらない。
個人的にお気に入りな「紐使い」のイラストとモデルになった写真。
会場には「はみだしガチャ」なるガチャガチャが設置されていた。これは回さずにいられない。
1つのカプセルにステッカーと缶バッジが2個も入っている大盤振る舞いが嬉しい。
素敵な展示を鑑賞して蕩ける心がはみださずにはいられなかった。
村田さん、ありが湯ございました🙏
お次は体と心を蕩けさせに行こう。
※園芸好きでなくても一読していただきたい「はみだす緑 黄昏の路上園芸」の紹介サイトはこちら。
※会場となったBOOKSHOP TRAVELLERさんの公式サイトはこちら。
会場に向かう道は樹木系を多く愛でたが、会場を出た後の道は鉢物園芸が多く目に入る。かなりの種類と量がしっかりと手入れされている美しい姿を愛でながら歩く。
下北沢周辺はいろいろなタイプの路上園芸を愛でられるのが嬉しい。
ちょっと違うかもだがリアル紐使いにも出会えた。
会場を出た時に見た地図の記憶を頼りに「大体こっちだろう」と暗渠らしき道を歩いていると、そびえ立つ煙突に出会えた。
見事な姿に見蕩れると同時に、道が合っていた事に安心する。
目指した銭湯、石川湯さんに到着。
正面に回るとゆっポくんがお出迎え。
家紋入りのオリジナル暖簾も素敵だ。
本来は定休日である月曜日だが、祝日なので営業されていることはリサーチ済みだ。
訪れた時間はちょうどピークタイムだったか、申し訳なさそうに「今、満員なんです」と告げられたので、再び散歩に出ようかと思ったが、タイミングよく帰るお客さんがいらっしゃったので、すぐに受付を済ませることができた。
脱衣場や浴室が密になりすぎないように受付でコントロールしているようで、多少待ったとしても個人的にはそちらの方がありがたい。
浴室は明るさと清潔さがさらに強調される白を基調としたタイル使い。カランのピカピカさからも手入れが行き届いていることがにじみ出ている。
バイブラと2基の座風呂とシンプルな構成の湯船に身を委ねて、今日見てきた路上園芸や展示を思い返しながら、石川湯さんのお湯を愛でて蕩けた。
湯上がり、何か飲み物をと思い冷蔵庫を見やるとドクペがいらっしゃったのも嬉しい限りだ。
至福の時間をご馳走様でした🙏
園芸にも銭湯さんにも、お手入れが大切という共通点がある。
だから両方とも好きなのかな。
展示会場ではガチャの他にも缶バッジとハンコを購入。
可愛い。
可愛いついでに「はみ出す緑 黄昏の路上園芸」の中表紙が色鮮やかでとても可愛い事も記しておく。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※せたがや銭湯ガイド、石川湯さんの紹介ページはこちら。