この日は29日、にくの日。「お肉が食べたい」ということでまずは椎名町の南天さんへ。
間に合わないかと思ったが何とか閉店数分前に自転車で到着。駆け込みで冷やし肉そばをいただく。
上に乗せられた葱の白と緑が、肉とそばの茶色に映えることこの上ない。
お腹が満たされすぎたので、すぐ近くの銭湯さんに行くのは見送り、久しく行っていなかった文京区のあの銭湯さんに足を向けペダルを踏む。
椎名町から立教通りに入り、劇場通りを横断して豊島清掃工場の煙突を横目に通り過ぎ、春日通りを新大塚方面へ。
訪れたかった銭湯は文京区の君の湯さん。
組合非加盟の銭湯さんなので、知らない人もいるかもしれない。
自分はその存在を数年前に偶然知って、たまにお湯をいただいていたが最近は来られていなかった。今回も偶然君の湯さんの名前を聞く機会があり足を運んだ。
佇まいは変わらずお見事。
フロントで支払う入浴料は独自に設定された440円と少々リーズナブル。
脱衣場で見上げた天井は白をベースに組まれた見事な折上格天井。相変わらずの美しさに思わず息をのむ。
入浴料金がリーズナブルだからと言って手入れに手を抜くところは見当たらない。
外観もそうだが、中に入ればロビーでも脱衣場でも浴室でもその行き届いた手入れに、こちらも思わず息をのんでしまう。
ピカピカに磨かれた浴室、カラン上、鏡前のスペースが広く作られた造作が嬉しい。
奥の壁、男女の境界壁あたりに富士山が描かれた見事なペンキ絵を眺めながら体を洗い清める。
浴槽は左から座風呂、主浴槽、日替わりの薬湯の3つ。
この日の薬湯はグレープフルーツ&レモングラスの湯。ますはこちらからいただく。
44℃前後だろうか、熱めに沸かされたお湯は湯船に深さもあって、温度も水圧もしっかり感じながらし温まる。
お湯の中で高い天井をみやりながら、鮮やかなグリーンのお湯に体を預けて蕩けた。
隣の白湯も最高だ。
しっかり熱いのに肌がピリピリしない自分好みのお湯は、足を数年運ばなかった自分を後悔させて止まなかった。
今の自分の好みとフィットしたタイミングで再会したのも何かのご縁だろう。
至福の時間をご馳走様でした🙏
久しぶりにいただいた君の湯さんのお湯で火照った体を冷やすべく、池袋方面へ自転車を走らせる。
池袋近くで看板に気を取られ足を止め目も止める。
オタクの方向け美容室。すごいな池袋。
こんな美容室があるんだな。
ちょっと入ってみたい。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️