前日、板橋区の寿湯さんで久しぶりのお湯をいただいていた時「そういえば〇〇湯さんにも、最近行けてないな…」と何軒かの銭湯さんが頭に浮かんだ。せっかくなのでこの日もそんな一軒、池袋の前田湯さんでお湯をいただくことにした。
あまりに久しぶりだったせいもあり、場所を思い違って本気の迷子になりかけた。危ない危ない...
何とかたどり着いた前田湯さんには入口が2つある。
ひとつはもちろん前田湯さんの入口。
右側のもうひとつは併設された花屋、西村さんの入口だ。
入口周りを花で彩る銭湯さんは数多くあれど、花屋さんまで経営されている銭湯を前田湯さん以外に自分は知らない。
鮮やかな花と翌日のゆず湯が100円でいただけるという素敵な貼り紙を眺めつつ右側の入口へ。
受付を済ませて入った白基調の脱衣所は、2階に当たる高さ部分にぐるりと手すりがついていて体育館のようになっているのが特徴的だ。メンテナンス用なのかしら。などと考えながら脱いだ衣服をロッカーに入れ浴室へ。
洋風な海辺の景色をモチーフにしたモザイクタイル絵が素敵だ。
大きめサイズの薬湯の浴槽は生薬漢方。優しめに沸かされた温度がありがたい。
ゆっくりとお湯をいただき濃厚な香りに包まれながら蕩けた。
主浴槽の奥の壁は中央に手すりが設けられている。一見すると出入りには関係のない位置だが、なぜここにと思い見ていると何人かの方が手すりをつかんでお湯に浸かりながらストレッチをしていた。正解なのかどうかは分からないが、なるほど。そう使うのか。
自分も真似して手すりを使いストレッチして、温度差が心地好い薬湯との温温交互浴を繰り返しこわばった体をほぐし蕩けた。
至福の時間をご馳走様でした🙏
確認はしていないが、銭湯と花屋の営業時間が同じならかなり遅い時間まで花が買えるということになる。覚えておいて損はなさそうだ。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※1010、併設されたにしむらさんの花も美しい前田湯さんの紹介ページはこちら。