夜の用事まで時間があったので、気になっていた銭湯さんに行ってみた。
あまりに見事な門構えを前にして、一度距離をとって全貌を眺める。
いやこれはお見事。
そんな見事な門構えを有する銭湯さんは足立区の永泉湯さん。
案内板を見やれば、その下に何かがいる気配。
近づいてみるとこれもまた立派な狸さんが鎮座しておられた。
看板狸に挨拶を済ませ、屋号が染め抜かれたオリジナルの暖簾をくぐり、お店の中へ。
今日のお湯は素材風呂の「玉露・カテキン」との事、香りが良くて個人的に好みの入浴剤だ。
脱衣場に食い込むように拵えられたサウナ室。その屋根に設えられた瓦屋根がフロントからも脱衣場からも見える。あまり見たことがなく新鮮で素敵な景色。
その瓦屋根と見事な折上格天井を見上げ、脱いだ服をロッカーに入れて浴室へ。
しっかり全身を洗い清め、まずは滝のように贅沢に注がれるお湯と、壁に埋め込まれた赤いランプを眺め、電気風呂をビリビリといただく。強すぎない電流が心地好い。
初訪問のはずなのになぜか感じる既視感。
周りを見渡せば、「壁のランプ!」「タイル使い!」「滝のような噴出口!」細かなことこそ違えども荒川区のニュー恵美須さん、改装前の中野区の松本湯さん、北区の橘湯さんだ!といくつかの共通点を発見。
施工会社さんが同じなのかしら。既視感を感じるわけですな。
サウナはスチームサウナ、コンパクトなサウナ室に、ゴウゴウと唸りをあげ蒸気を吹き出すパワフルなユニットの組み合わせがたまらない。
カランで立ちシャワーでと冷水を浴びて体を冷やしては蒸されに入り、自分の体からも湯気を立ち昇らせて蕩けた。
湯上りのロビー、冷蔵庫を見やるとダイエットドクターペッパーがあるではないですか!輸入食品を扱うお店で見ることはあっても銭湯で出会うことは珍しい!!
ということで番頭さんに100円を支払い、ダイエットドクペをいただこうとしたその時、今度はカウンターに置かれた花嫁石鹸に気が付く。その存在を知ってはいたけれど実際に出会うのはこの時が初めてだった。「販売している」ということなので合計金額を支払い、使い心地に思いを馳せながら喉を潤し、新たに出会った自分好みの銭湯さんに蕩けた。
至福の時間をご馳走様でした🙏
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※1010、永泉湯さんの紹介ページはこちら。