たまゆら湯 〜 湯気三昧の銭湯散歩 〜

「 銭湯 」が大好き。散歩も大好き。そんなワタクシの心と体が蕩けるままの銭湯散歩。

銭湯散歩 vol.425 富士の湯 / 台東区南千住 | 矢立初めの地でいただくお湯に水風呂、スチームサウナに蕩けた20220706

台東銭湯物見湯山スタンプラリーの2軒目で富士の湯さんを訪れようと南千住駅で下車。南口を出たところで道路に埋め込まれた案内板を発見。

奥の細道はこのあたりからスタートしたのですね。

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日光街道沿いの踏切を渡る。車庫を出入りする貨物列車の姿に見蕩れる。

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日光街道から明治通りへ、素敵な看板の雀荘だ。

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交差点ごとに右手に現れるスカイツリーを眺めながら墨田川方向に歩く。

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清掃工場の車庫終わりで言問大谷田線を右折、壁一面に描かれた絵がバラエティ豊かで見ごたえがある。見入っていたら目的の富士の湯さんを通り過ぎてしまった。

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富士の湯さんの住所は台東区橋場。池波正太郎剣客商売ファンな自分は「橋場」という地名を見て「この辺りに秋山大治郎の道場が!」ときめいてしまうが、今日はもう夜だし、明るい時間にあらためて散策しに来よう。

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豊富な湯種を謳う看板。スチームサウナもあるとは楽しみでしかない。

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外観を十分に堪能し暖簾をくぐる。

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フロントで元気な女将さんに迎えられ、脱衣場、それから浴室へ。

目の前に広がる見事なペンキ絵。早川絵師が描いた富士山を今年の7月1日に田中みずきさんが再補修したばかりということで、とても色鮮やかだ。

高い天井の下で、カランから出るやわらかなお湯で体を洗い清めて、歩いて火照った体を水風呂で冷やす。好みだ。

やさしい温度のやさしい水風呂にしばらく浸かり、洗い場に背を向けてペンキ絵を眺めながら自分好みのお湯を沸かしたお湯に浸かる。薬湯も白湯も最高だ。

水中に据えられたランプがまたたまらない。

水風呂の隣にあるサウナ室は細い配管に開けられた小さな穴から、張り替えてまだ間もないのだろうか、まだ真新しい気がする板張りの座面に向かってお湯が常時かけ流されているスチームサウナ、広さも十分だ。

狭い間隔で訪れるフィーバータイムのおかげで熱さも十分。

サウナ室を出てすぐ左に立ちシャワー、すぐ右に水風呂の動線も嬉しい。

しっかりと蒸された後、水風呂に浸かりながら補修されたばかりのペンキ絵を眺めてまた蕩けた🤤

「家の近くにあればなぁ…」と思う銭湯さんがまた一軒増えた。

至福の時間をご馳走様でした🙏

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時間が間に合えば、帰りは三ノ輪橋まで歩いて都電に乗るのもいいな。

とりあえず土手通りを目指して歩こう。

最後までお読みいただきありが湯ございました🙇‍♂️

※1010、富士の湯さんの紹介ページはこちら。

www.1010.or.jp