せっかく早い時間に千歳烏山まで来たので小雨振る中、もう一軒。
向かったのは京王線の線路を跨いだ先にある増穂湯さん。
「水の宝石」「つるつるの湯」と謳われる軟水風呂、楽しみだ。
エントランスで看板犬にお出迎えされて下足箱に靴を預け、サウナ込みで受付を済ませる。
カランから出るつるつる軟水を使い体を洗い清めながら浴室を見渡す。富士山が雄大に描かれたペンキ絵。その直下のタイルに富嶽三十六景浮世絵が描かれているのも楽しい。
富士山の下でキンキン水枕に首を乗せてリラックスバス蕩けた🤤
一通りお湯をいただき、あまりの心地好さに温浴だけで満足してしないそうになったが、思い出してサウナ室へ。
この時間帯に利用客は自分しかいなかったようで、ふかふかマットがアチアチだ。
「軟水」だという以外の予備知識なく世田谷湯屋めぐりで訪れ、サウナもあるならついでに。くらいの気持ちで入った。が...
最高のコンディションだった。
空間も座面も広々した無音サウナ室はしっかりと熱く、下茹でしたせいもあるだろうがそこそこの速さで玉汗が浮かび上がってくる。
「このサウナ室で水風呂なしで大丈夫か?」と思ったが、軟水シャワーがあれば十分だった。飲めるくらい良質なトゥルトゥル冷軟水を、立ちシャワーでしこたま浴びて、熱した体を冷やす。
お湯に浸かるのもいいが、水のまま浴びるのもまたいい。
間にお風呂を挟みながら時間の限り繰り返して水の宝石に蕩けた🤤
至福の時間をご馳走様でした🙏
ロビーの鉄道ジオラマも見事だ。
脱衣場で服を着ながら「いいお水ですね」と、ご主人とお話させていただいた
「今は新しい家やビルが増えてかなりなくなっちゃったけど、この辺りの家にはそれこそ一軒に一つは井戸があったもんだよ」
「汲んで帰ってお茶入れたり、煮物作るお客さんもいっぱいいるよ」
口に入れられるとはありがたい。今度来る時は必ず空のペットボトルを持参して体の中からも蕩けてみたい。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
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