自転車で明治通りを池袋から走り出して、王子あたりを抜けて千代の湯さんへ。
乗り始めこそ寒さを感じたが、ある程度の距離を漕いでいるうちに暖かくなり、冷たい空気をむしろ心地好く感じ始めた頃に千代の湯さんに到着。
自転車をとめて、いつもとちょっと違う入口へ。
違いは単純、正月のお飾りだ。
一年のうち、数日しか見ることができない正月飾りがあるうちに来られて良かった。
飾りを眺めた後、入口に設置されたアルコールで手指をしっかり消毒してからおかみさんと新年の挨拶を交わして受付を済ませ、服を脱いで浴室へ。
来るたびに綺麗になっている。
何かが大胆に。ではなくちょっとしたところが綺麗になっていたり、輝きが増していたりするのを体を洗い清めながら実感。
些細なことかもしれないが、こういう心遣いがとても嬉しい。
そしてトゴールの湯をいただくとカゴに入ったトゴールウォームタイト鉱石が沈む薬湯が体になじむこと。
柔らかく滑らかなお湯に全身をゆだね、モザイクタイル絵を眺めながら蕩けた。
お湯の感触なんて、完全にその人の好みだから押し付けるつもりは毛頭無い。
でもいいものはいいし、好きな物は好きだ。
ケロリン桶に組んだ水を浴びての簡易交互浴で蕩けながら思った。
千代の湯さんといえば入口手前のお花たちも見逃せない。
おかみさんの愛情たっぷりに育てられているお花たちにも「今年もたくさんお世話になります」と挨拶して2021年初の千代の湯さんを後にした。
正月飾りに清潔な浴室、玄関周りのお花たちにあふれる細やかな心遣いを素直に喜べる自分でありたい。いつまでも。
この日も至福の時間をご馳走様でした🙏
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️
※1010、千代の湯さんの紹介ページはこちら。