この日お湯をいただいたのは西武池袋線の椎名町が最寄り駅にある豊島区の五色湯さん。
「今日は五日か…」と思った後、数字の「五」から即時に五色湯さんの熱めのお湯を連想してします自分の単純さに導かれ、東京メトロの要町駅で下車。
山手通り沿いを散歩がてら流れるテールランプを眺めながら歩いて向かった。
西武池袋線をまたぐ陸橋の上から煙突がちらりと見える。
煙突のある風景。大好きな構図だ。
もちろん近くで見るのも大好きだ。
前回お湯をいただいたのはいつだったろうかと考えながら味のある暖簾をくぐる。
入浴前にカラフルな傘入れ前に置かれたアルコールで手指をしっかりと消毒。
ご主人に入浴券を渡し、受付を済ませていざ入浴。
ガラス戸を開け、冬の銭湯の醍醐味の一つ、浴室に入り立ち込める湯気を吸い込む。
まだお湯をいただいていないのにこれだけでも蕩けてしまいそうになる。
体をしっかりと洗い清めて、冷えた体を温めるべくさっそくお湯をいただく。
五色湯さんの壁絵(男湯)は渓谷を流れ落ちる滝のタイル絵だ。
そのタイル絵の滝つぼあたりがちょうど溶岩(?)が積まれた浴槽のへりにあたり、岩の間にある噴出口から注がれるお湯が、まるで滝から注がれてるような感じを味わえる趣向もたまらない。
注がれるお湯と壁絵を眺めながら浅湯と深湯、それぞれの浴槽で熱めのお湯に浸かり、ほっこりと蕩けた。
湯上りに服を着た後、脱衣場中央の島式ロッカー上にあるご主人が組み上げたプラモデルを鑑賞。
ガンダム関連も見事だが、この日は戦闘機のスケールモデル、中でも個人的に大好きなA-10サンダーボルトに目を奪われた。
※サイズ的に多分1/48だと勝手に想像。
見事に組まれたF-14トムキャットをはじめとする他の機体にも見蕩れ、造詣の深いご主人と航空機談議に熱く花が咲いたのは言うまでもない。
プラモデルの外にも今では珍しい昔の浴場広告も見ることができるのも嬉しい。
「熱めのお湯」「プラモデル」「浴場広告」これらの単語に興味をもたれた方にはぜひ足を向けていただきたい銭湯さんの一軒だ。
至福の時間をご馳走様でした🙏
※五色湯さんの公式サイトはこちら。
可愛くも力強い。
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️