さっきまでは「近いうちに行こう」と思っていたはずだったが、気がついたら足が向いていた。
オフィスを出る前、最後まで一緒にいて話し込んでいた部下が蒲田住みだった。
そして話も中途半端だった。
話しながら、今日この足ではすぬま温泉さんに行こう。と決めた。
「あれ?降りる駅ここじゃないですよね?」
「あ、大田区の銭湯行くことにした。」
「好きっすね(笑)」
「おう、大好きだよ♨️」
きっかけなんていつもこんなものだ。
蒲田駅に到着して部下と別れ、はすぬま温泉さんに向かう前に「今日こそは何か一本くらい買って帰ろう。」と先日訪れた酒屋さんに立ち寄る。
「おや、今日も銭湯かい?」と迎えてくれたご主人。
一見客だった自分を覚えていてくれている、そんな心遣いがとても嬉しい。
お酒を選びながらはすぬま温泉さんに行くことを告げると「あぁ、近藤さんのとこだね、ご主人に会えたら〇〇が宜しく言ってたって伝えてよ。」
お知り合いだったらしい。
銭湯が繋ぐご縁に感謝🙏
そしてこの日は若鶴酒造さんのサンシャイン ウイスキーを購入。
なんとも楽しすぎる、極上のふろの日♨️
看板が見えると、もう胸が高まる。
ステンドグラスが見える頃には高まりが最高潮。
逸る心をおさえ、煙突見たさに1度通り過ぎるのはいつものお約束。
受付を済ませ脱衣場、そして浴室へ。
身体を洗い清め水通しして、壁の装飾を眺めながらじっくり温泉をいただき体を温め、もう一度水風呂、それからサウナへ。
はすぬま温泉さんのサウナは静かだ。
目を閉じて、お湯の流れる音、桶が当たる音、時折聞こえる機械音に耳を傾け、時間を気にせずのんびりする。
身体から噴き出る汗を感じ、「もう良いかな」と目を開き、サウナ室を出てシャワーを浴びて水風呂へ。
ライオンの口から零れるかけ流しの冷泉は、冷たすぎないからゆっくり体を溶かすように蕩けられる。
そんな水風呂でゆったり水に蕩けながら四方の壁にあしらわれた雄大な滝、鮮やかな花鳥画、雪をまとった連山にステンドグラスを眺める。
極上の至福だ。
四方にあるから水風呂だけじゃなく、炭酸温泉に浸かっていても、奥の湯船に浸かっていても、どこの角度からも味わえる。
はすぬま温泉さんに来ると体からだけではなく、目からも蕩けられるからたまらない。
湯上りにはロビーで中の人さんと大好きな夏目友人帳談議に花が咲いた。
初めて見るニャンコ先生の可愛いクッションを連れてきていただいた、これは嬉しい。
同じ「好き」を持った人と話すのはとても楽しい時間だ。湯上りならなお。
スペースに飾られた小物や本もいつものお楽しみだ。
大好きな湯に浸かって蕩け、大好きな夏目友人帳話に蕩ける極上の夕べ。
そんな自分の推しキャラは柊です。
至福の時間をご馳走様でした🙏
ボックスシートが空いていたので、僅かな時間だが旅情気分も味わう。
酒屋さんのご主人、近藤さんにお会いできたので、ちゃんと伝えましたよ!
※はすぬま温泉さんの紹介ページはこちら。
今日も至福の時間をご馳走様でした🙏
※以前はすぬま温泉さんでお湯をいただいた日の日記はこちら。
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️