知り合いから「好きそう」とオススメいただいていた帝国湯さん。
会った時にこう答えよう「好きじゃなかった、大好きだった!」って。
宮作りの見事な建築はもちろん、ダイナミックに屋号が書かれたオリジナルの暖簾がなんともたまらない。
ガラスに入れられた同じフォントの屋号もこれまたたまらない。
入口まわりのタイル使いが雲翠泉さんと似ていた。
ご近所さんだし同じ職人さんのお仕事かな。
脱衣場の天井も高く、壁の柱時計がなんとも見事だ。
ペンキ絵とタイル絵があしらわれた浴室は、天井の高い空間と相まって居心地の良さに蕩ける。
3つに分かれた湯舟は左側から右側へと温度が高くなるらしい。
今日は一番左の温度が少し低めの薬湯は人気があるようだ。
「ここはあつ湯がウリみたいなんだけど、俺はこの薬湯の浴槽が一番好きなんだよなぁ。」とは常連のお父さん。一緒に浸かりあれこれと話に花を咲かせる。
井戸水を薪で沸かしたあつ湯もなんとも心地好く、思うままに湯船を渡り歩き、水を浴びて休憩しながら何度も蕩けた。
脱衣場のロッカー上に活けられていた寒桜。
湯上りに服を着ながら「きれいだな。」と思い、眺めていると「もう少ししたら庭の八重桜が咲くから、その頃また観においでよ。毎年咲いたら枝を切って活けてるんだ。結構綺麗だよ♪」と笑顔のご主人。
春前に楽しみが一つ増えた。
夜の広い庭も素敵だったが、昼間の庭も素敵そうだ。今度は明るい時間に堪能しに来たい。
至福の時間をご馳走様でした🙏
※帝国湯さんのHPはこちら。
三河島駅、今まではあまり馴染みがなかったけど、帝国湯さんにも雲翠泉さんにもまたきっと来るだろうし、周辺にはまだまだ銭湯があるらしい。
これから長い付き合いになりそうだ。
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️