目指す銭湯の最寄り駅は東急東横線の祐天寺駅とのことだが、もう少し歩きたいのと暗渠好きなので隣の中目黒駅で下車して蛇崩川緑道を歩いて向かうことにする。
途中で諏訪山橋の暗橋にも遭遇。
道中を楽しんでいるうちにほどなくしてこの日の目的、大黒湯さんに到着。
屋号の一文字ずつが独立した看板が素敵。
青白赤のトリコロールカラーに塗り分けられた下足箱も素敵だ。
フロント脇にある一富士二鷹三茄子が描かれたタイル絵もなんともお見事。
九谷鈴栄堂の商標が三茄子を表しているのが可愛すぎる。
折上格天井の高い天井の脱衣場で、脱いだ服をロッカーに入れる。貸しロッカーが赤白緑と下足箱同様にカラフル。
浴室に置かれた桶は木桶、しかし大黒湯さんはそれだけじゃない、椅子も木の椅子だ。永久腰かけ好きな自分だが柔らかな座り心地の木椅子もたまらぬ。
湯船は2つ、右手の大きな浅湯、左手の深湯。ペンキ絵の下に鯉が泳ぐタイル絵、底に敷かれた玉石タイルを眺めながら深湯に浸かって蕩けた🤤
向かって一番右列のカランが最新式の水栓になっていた。ノスタルジーを感じるだけでなくお客さん目線での使い勝手を考えてくださっているのも愛でるポイントだ。
至福の時間をご馳走様でした🙏
玄関脇の大きな松の木に見送られ、すぐ近くで見かけた思わず登りたくなる階段を登って帰路に着く。
駅からの道中も、玄関周りもフロント周りも、脱衣場も浴室も女将さんの応対も、もちろんお湯も。愛でるポイントが満載だった大黒湯さん。
お気に入り銭湯がまた一軒増えて嬉しい。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※1010、大黒湯さんの紹介ページはこちら。