北大塚の千代田湯
6月中旬頃、
風の(WEBの)噂でこの日、6月12日が最終営業日と知り、千代田湯さんにも、先日お会いした常連さんたちにもお会いしたいと思い、足を運んだ。
最後となる千代田湯さんの営業姿を存分に眺めてから暖簾をくぐり、下足箱に靴を入れ、 番台に座る変わらぬ笑顔の女将さんと会話を交わす。
その姿も笑顔も、脱衣所の景色もしっかり目に焼き付ける。
服を脱ぎ、浴室に入る。
見知った顔がいる。
覚えてくれただけじゃなく、この日ここに来たことを喜んでくれる常連さんたちの気持ちが嬉しい。
50年以上通い続けていたお父さんから昔話を聞いたり、皆さんから「〇〇湯にも行くから、そっちにもおいでよ。」、「普段はどこの銭湯行くことが多いの?」と声掛けいただいたり、温かく貴重な時間に蕩ける。
営業時間が終わり、名残惜しく風景を目に焼き付ける、最後まで残ったお客さんたち。
客同士で話したり、女将さんにお礼を言ったり、更には女将さんのご好意で脱衣所と浴室の写真を撮らせていただく。
脱衣場の見事な格天井。
千代田湯さんの歴史を見守って来た柱時計に体重計、そして番台。
皆思い思いにシャッターを押し、常連のお父さん達も思い思いの風景を切り取る。
またいつか、どこかの銭湯でと再開を誓う。
きっとまた会える、確証のない自信。
でも今日も会えている。
「じゃあまた!」と別れ、それぞれの帰路へ。
ありがとう千代田湯さん。
薪沸かしの熱いお湯、とっても心地好かったです。
ご家族の皆さま、長い間お疲れ様でした。
今夜も至福の時間をご馳走様でした🙏