たまゆら湯 〜 湯気三昧の銭湯散歩 〜

「 銭湯 」が大好き。散歩も大好き。そんなワタクシの心と体が蕩けるままの銭湯散歩。

銭湯散歩 vol.303 大塚仲町大黒湯 / 文京区茗荷谷 | 小石川台地の天然水と地サイダーに蕩けた20210804

有楽町線護国寺駅で下車して、不忍通りを千石方面に歩いてこの日の銭湯に向かう。

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途中には何ヶ所かに旧町名の案内板が設置されており、興味深くていつも足が止まる。
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「さて着いた」と思っても文京浴場組合さんがいつも楽しいポスターを作ってくれるおかげで、すぐにお湯をいただくとならないのもいつもの事。

この日見かけたポスターは映画風にデザインされた「小走番外地 決湯摂氏42度」何とも楽しそうだ。
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横に貼られたイベントのお知らせポスターにも目が止まる。7月8月は毎日「タヒチアンクールボディソープとシャンプー」が使えるようで楽しみ。
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そしてこの日の替わり湯はコラーゲンぶろ、しっとりさせていただこうじゃないか。
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いろいろと確認したあと、湯気抜きを眺めるために入口を一度通り過ぎる。

大黒湯さんの八角形の湯気抜きは外から見ても美しい。湯上りに眺めれば良いのかもだが、入浴前にもついつい眺めてしまう。
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それではお湯をいただきましょう。

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この日は「せっかく用意していただいたのですから、しっかり使わないとね。」という事で自前の石鹸を鞄から出さず、ポスターにあったタヒチアンクールで髪の毛から足の指先までしっかり全身を洗い清める。

暑い中歩いて汗をかいた体をサッパリさせてくれ心地好い。カランからとったお湯で汗と泡を流して、まずは水風呂へ。

へりに頭をもたげて湯気ぬきを眺めながら、小石川台地の天然水に体を委ねての水通しに蕩けた。

クールタヒチアンクールで体を洗った直後だからだろうか、実水温よりも低く感じる体感。

この流れ、アリだ。

白湯の主浴槽、深湯の薬湯との交互浴も心地好い。

一時期大黒湯さんのお水にハマって、毎週金曜日の仕事帰りに散歩がてらお湯をいただいていたっけな。

湯上りにはロビーで瓶サイダーで喉を潤す。9月5日まで開催中の「夏休み!ガラスびん 地サイダー&地ラムネ in 銭湯 2021」のおかげで普段なかなか飲む機会がない地サイダーをあちこちの銭湯さんで飲むことができてありがたい。

この日は石川県の地サイダー、すいか姫に蕩けた。
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至福の時間をご馳走様でした🙏

この日は緊急事態宣言中でスチームサウナが休止中なのは残念だったが仕方ない。再開されたらまたあらためていただきに来よう。

最後までお読みいただきありが湯ございました🙇‍♂️

※文京浴場組合公式サイト、大黒湯さんの紹介ページはこちら。

www.sentou-bunkyo.com

銭湯散歩 vol.302 ふくの湯 / 文京区本駒込 | 大黒天に弁財天、二人の天の名を冠したお湯に蕩けた2021年8月のあの日

南北線本駒込駅で下車して、白山小台線を田端方面にしばらく歩くとふくの湯さんの美しい外観が右手に現れる。

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歩道に映し出されたロゴも美しい。

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ふくの湯さんといえば毎週入れ替わる「大黒天の湯」と「弁財天の湯」二つの浴室が有名だ。

リサーチ無しで来ることが多く、弁財天の湯側の記憶がおぼろげになる位にここのところは大黒天の湯側が続いているが、さてこの日はどうだろうか。
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階段を上り受付を済ませ、浴室を確認...すると
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この日の男湯はフロント左手に向かって左側、大黒天の湯だった。

続くなぁ。

とは言っても大黒天の湯のオーソドックスな設えだって大好きだ。

優雅な内装を眺めながら、人工ラドン温泉でしっかり温まり、カランから水を浴びて冷やすを繰り返し蕩けた。

入浴前には浴場組合のスタンプを5つ集まったので景品の手ぬぐいを交換してもらった。
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さらに湯上りにはもう一つのスタンプラリー、ガラスびんのサイダー/ラムネを飲んでいただくスタンプも3つ集まったので缶バッジに交換してもらった。
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そう、ふくの湯さんは2つのスタンプラリーの景品交換所。同時に制覇/交換させてもらえるなんてありがたい。

達成感とともに、お茶香るコーラに鼻腔と喉も蕩けた。

至福の時間をご馳走様でした🙏

 

乗り換えで下車した池袋駅の階段にかかっていた可愛いフォントの案内板。

デジタル全盛の中、昔ながらのこんな看板を見つけるとなんかほっとする。
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 そして翌週、やはりどうしても弁財天の湯をいただきたい!ということで再びふくの湯さんへ足を向けたのだが、一つ手前の駅で降りてしまった。改札を出て地上出口へ向かう通路の景色に違和感を感じて気がつくくらいだったのだからよほど気がはやっていたのだろう。

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この日のロゴは雨で濡れた路面に光が反射してますます美しかった。
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念願叶ってフロントに向かって右側、弁財天の湯をいただいた。

最後に入ったのはいつだろうか。数年前に朝風呂で初訪問した時が最初で最後になるのかな。

弁財天の湯側の浴室は六角柱の島カランがとっても素敵で自分のツボだ。

週替わり薬湯は「暑さをふっとバスの湯」との事、清涼感溢れる鮮やかなブルーのミントの香りのお湯に蕩け、天井画を眺めながらいただくつぼ湯の水風呂に蕩けた。

この日の湯上りには黒まめサイダーをいただき、思ったよりも感じる黒まめの存在に舌も喉も蕩けた。

至福の時間をご馳走様でした🙏
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歩道橋の下に貼られていた自転車盗防止ポスター。

角を曲がっていきなり現れたのでインパクトありすぎてちょっとビビった。
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帰りは南北線の入り口を通り過ぎ、行きとはルートを変えて都営三田線白山駅へと足を向ける。

「いつも行列ができている兆徳さんに行列がない!」と思ったらとうの昔に20時を回っていた。残念。

久しぶりに餡がたっぷりかかったあの揚げ餃子を食べたい。
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最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️

※1010、ふくの湯さんの紹介ページはこちら。

www.1010.or.jp

 

 

 

 

銭湯散歩 vol.301 堤柳泉 / 台東区三ノ輪 | あがり時を見失いそうになるほど心地好い水に蕩けた20210730

銀座で用事を済ませた後、銀座を通る路線沿線の銭湯さんに行こうと思い、三ノ輪駅に行ってみたい銭湯さんがあったことを思い出し、日比谷線に乗り込む。

三ノ輪児童遊園のパンダたち

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笑っていない目がちょっと怖い。
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明治通りからを少し歩いて土手通りへ入る。

道中で見かけた「ガス風呂の店」こちらもまた「お風呂屋さん」だ。

しかし今日行きたいお風呂屋さんはこちらではないのでそのまま土手通りを直進。
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見返り柳を過ぎ先を右折。
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あった!!
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あったよ!!
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初めて訪れる銭湯さんに来る時は「どこだろう?」という気持ちも入るので楽しい気分もプラスされる。

大袈裟かもしれないがちょっとした探検気分だ。
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自分にとって宝の地図と言っても過言ではない入口脇の看板を読み、階段を上がる。

どうやらフロントも浴室も階上にあるようだ。
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階段の途中にある手作りのウェルカムボードが温かいですなぁ。
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券売機で入浴券を買い求めて、フロントのスタッフさんに渡して受付を済ませる。

訪れたこの日は金曜日ということでサウナが無料だった。何ともありがたい。

日替わり湯に半露天の生薬薬湯、さらに高温のもや湯と薬湯が3つもある。

柔らかくもしっかりしたお水がたっぷりとたたえられた深さのある水風呂を中心にサウナも交えてシャキッと蕩けた。

サウナもお湯の湯船ももちろん心地好いのだけれども、この水風呂が特に自分のツボだった。正直やめ時あがり時を迷うほどの心地好さ。たまらぬ。

しかしバスの時間もあるし、堤柳泉さんに来てみたかった理由がお湯以外にもあった。

それは昨年秋にオンライン開催された「銭湯サポーターフォーラム2020」の中のパネルディスカッション。

これに登壇されていた梅澤さんのトークがツボだったので、いつか一度お会いして話してみたいとずっと思っていたのだ。

※オンライン開催された「銭湯サポーターフォーラム2020」の詳細はこちら。

www.1010.or.jp

※堤柳泉経営者の梅澤さんがパネリストとして登壇されたパネルディスカッション「『斜陽』『成長』いったいどっち? 話題の経営者が銭湯の今を語る」をはじめとしたYOUTUBE動画はこちら。

www.1010.or.jp

湯上りのロビーでゆず味のビンラムネをいただきながら、念願叶って梅澤さんにお会いできてお話しできたのも嬉しい限り。

至福の時間をご馳走様でした🙏
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帰りは土手通りに戻り、堤柳泉さんから徒歩一分程度のところにある都営バスの停留所で草64の到着を待つ。
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バスに揺られて銭湯の余韻を味わうこの時間もまた至福だ。

最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️

※堤柳泉さんの公式HPはこちら。

teiryusen.jp