たまゆら湯 〜 湯気三昧の銭湯散歩 〜

「 銭湯 」が大好き。散歩も大好き。そんなワタクシの心と体が蕩けるままの銭湯散歩。

銭湯散歩 vol.282-2 中野江古田湯 / 中野区新江古田駅 | 江古田湯さんご家族のご厚意と繋がるご縁に感謝して蕩けた20210515

営業は昨日までだったが、約束の時間に合わせて5月15日、土曜日の朝から江古田湯さんへ向かった。

そのきっかけは「今度の改装は今のものをある程度残すのですか?」何の気なしに発した言葉。

お母さんの「〇〇以外は捨てちゃうわよ」のお返事に「もし譲っていただけるなら、自分が懇意にしている銭湯さんに話してみていいですか?」と聞いてみると、「使ってもらえるなら!」と、とても喜んで(自分はそう思っている)いただいた。

そして声をかけさせていただいたのは荒川区の千代の湯さん梅の湯さんと川口の喜楽湯さん。彼らが「探しているもの」が江古田湯さんにあったのも、それを自分が知っていたこともきっとご縁なのだろう。

イベントでもないのにエリアを越えた銭湯のご家族、若旦那、店長、スタッフさん、銭湯ファンが一堂に会する機会などそうあるものではない。せっかくなのでその記念すべき場面に自分も立ち会わさせていただいた。

それがこの日だった。

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青い空に白い雲、江古田湯さんの煙突が映えることこの上ない。

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みんなより早く現地に着いたので、お母さんにご挨拶して工事が始まった室内をひと足先に見学させていただく。

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自分にとって江古田湯さんといえばやはり丸風呂。

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写真は女湯だが、男湯と違うレイアウトのせいか丸っぽさが強調されて素敵だ。

永久腰かけがあるのも嬉しかった。

空いてさえいればノータイムで座っていた。

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※浴室内の写真はすべて撮影/掲載許可をいただいております。

藤をモチーフにした美しいタイル、素敵だ。

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湯船上の壁を彩るこのカラフルなタイルも好きだ。

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そして電気風呂、お世話になりました!
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電気風呂の心臓部も見せていただいた。
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「WAKAGAERI」の文字が神々しくすら思えて思わず手を合わせてしまった。
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集まってきた銭湯関係者さんや銭湯仲間が交流している姿を見ているだけでも、一緒にバックヤードの説明を聞いているだけでも蕩けてしまうが、自分もご厚意に甘えて、じっくりと見学したり写真を撮ったりさせていただくなんとも蕩ける極上の時間。

 

中野区の江古田湯さんから荒川区の千代の湯さんへ受け継がれていったアイスケースとマッサージ機、シャワーやカランなどいくつかの部品たち。

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川口の喜楽湯さんにも脱衣かごをはじめ、いろんなものが受け継がれていった。

江古田湯さんから無くなることは寂しいが「違う銭湯さんでまた会える」ことは銭湯好きとしては嬉しい限り。
いくつかの部品はその日の営業前に付け替えられて千代の湯さんで生まれ変わったらしい。

壊れてしまったパーツが手に入らず、使えなくなっていた部分がふとしたご縁でまた使えるようになった。

自分の図々しさも役に立つものだ。

 江古田湯さんご家族のご厚意と出会うことができたご縁、江古田湯さんが繋いでくれたご縁には感謝しかない。

至福の時間をご馳走様でした🙏

 

待ち遠しい秋、それまで千代の湯さんでアイスを食べながら待つことにしよう。

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最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️

※秋のリニューアルオープンが待ち遠しい、江古田湯さんの公式Twitterはこちら。

twitter.com

 ※前日までの江古田湯さん訪問ブログはこちら。

tamayura-yu.hatenablog.com

 

銭湯散歩 vol.282 中野江古田湯 / 中野区新江古田駅 | 江古田湯さんでの次々と重なるご縁に感謝して、秋を楽しみに蕩けた20210512.13.14

5月12日(水)

ふとしたことでお母さんのご出身と自分のルーツがご近所というご縁を知って、親近感がわきまくっている江古田湯さんが5月15日(土)から改装に入られる。

いただけるときにお湯をいただいておこう。ということで自分の中で江古田湯さんウイークを開催。

 自転車を漕いで到着した江古田湯さん。

いつものように永久腰かけに座り体を洗い清めて、お湯をいただく。

この丸風呂や打たせ湯、電気風呂にもあと数回しか入れないかと思うと感慨深い。

口が半開きにならないよう注意しながらじっくりお湯をいただいて蕩ける。

「記念に」といただいた缶バッジ。

可愛いがすぎる。

ルーツもそうだけど、自分の好きなお湯を拵えてくれる銭湯さんに自分の好きな人がいる。これもすごいご縁だ。
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5月13日(木)

昨日に引き続き江古田湯さんへ。

自転車で通う道もすっかり慣れたもの。
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木曜日の江古田湯さんは変わり湯をふるまってくれる。
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この日は「ジャスミンの香り」の湯をいただいた。

白湯の香りも好きだが、ジャスミンの香りも大好きだ。
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いつもの場所でいつもと同じように過ごす。

とても贅沢な時間だ。

お母さんと相談と談笑しながらオロナミンCでのどを潤して炭酸の刺激と甘さ、お母さんのご厚意に蕩けた。
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5月14日(金)

いよいよ改装前の最終営業日。

いつもは日/木曜日に行われている薬湯がこの日は最終日ということでふるまわれていた。「赤ワインの湯」一度入ってみたかったので嬉しい限り。

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おや、君とは初対面だね。

受付前に玄関前のたぬきの蚊やりに挨拶を交わす。
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「改装前最終日、お疲れ様でした!」と気持ちばかりのお花を渡して、お湯をいただく前に軽く談笑。
江古田湯さんのお客さんで「自分も会ってみたいです!」と思っていた人達がいたのだが、その人達も今日来るみたいだとお母さんから受付時に聞かせていただく。

それは楽しみ、タイミングが合って会えたらいいなとお湯をいただく。

念願叶って入る赤ワインの湯、香りを嗅ぎながらいただく電気風呂のシビれ具合もいっそう心地好い。

「あれ?〇〇さんかな?」浴室ではメガネを外してお湯をいただいていたのでしっかり確認できず声をかけられなかったが、知り合いによく似た人を見かける。

「最近会えていないし、そうだったらいいな」と思いながら改装前最後の江古田湯さんの全てのお湯を堪能してたっぷりと蕩けさせていただいて、お風呂から出たらお母さんが花を飾ってくれていた。

嬉しい。
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「もう少ししたら出てこられるんじゃないかしら」お母さんから聞いて、ロビーでイオンウォーターを飲みながら余韻に蕩ける。ほどなくして先に男湯の暖簾をくぐり出てきたのは「かな?」と思っていた銭湯仲間の方だった。

「先に」じゃなかった。

久しぶりにお会いできた挨拶を交わしていると、「あら、お知り合いだったの」とお母さん。なんとお母さんが話していた方もこの方だった。

なんというご縁。

さらにロビーで偶然は続き、荒川区千代の湯さんのスタッフさんとも合流。

つながるなぁ。

この時は分からなかったけど、Twitterでの仲良しさんに会えて話していたことも後に判明。

ホントにつながりますなぁ。

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江古田湯さんの営業はこの日で一旦終了。

今日もとってもいいお湯をと素敵なご縁をありが湯ございます♨️!

帰り際お母さんへ「ごちそうさまでした!じゃあ改装後!!まずはまた明日よろしくお願いします!!」と挨拶して帰路に着く。

至福の時間をご馳走様でした🙏
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そして282-2へ続く。

最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️

※1010、とても素敵なお母さんがいる江古田湯さんの紹介ページはこちら。

www.1010.or.jp

 

※「改装中」から文言が変わる秋が待ち遠しい江古田湯さんの公式Twitterはこちら。

twitter.com

銭湯散歩 vol.281 ゆたか食堂 / 千代の湯 / 巣鴨から荒川遊園地前 | 自慢のソースに蕩け、若いスタッフさん達の銭湯愛に蕩けた20210511

久しぶりに仕事が早く終わり、早めに会社を出られた。

地元まで帰って自転車出しても19時台にそこそこの場所まで移動できる。となれば久しく行けていないゆたか食堂さんチャンスだ。

ということで池袋から明治通りに出て、17号を南下して目指すは巣鴨

19時半ラストオーダー、20時完全退店のご時世だが余裕を持って到着。

「ご無沙汰してました」の挨拶を済ませて着席、選んだのは煮込みハンバーグ。

自慢のソースがご飯に合う。

自転車漕ぎまくった体にも合う。

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おかずはもちろんなのだが、自分はゆたか食堂さんのお味噌汁が好きなのだ。

毎日でも飲みたい。
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ちなみにね、これで500円ですよ。

見切れてるけどお新香も、冷奴もついてるのに。

ありがたやありがたやとばかりに舌も胃袋も蕩けた。

至福の時間をご馳走様でした🙏

※いつも美味しいご飯を食べさせてくれるゆたか食堂さんのTwitterはこちら。

twitter.com

お腹もいっぱいになって、自転車を押して駅方面に歩いていると駅ナカに美味しそうなパン屋さん。

自分はお腹いっぱいだけど、食べさせてあげたい人達の顔が頭に浮かんだ。

巣鴨からはちょいと離れるし、家とも方向が違うが良いだろう。

見繕って包んでもらい染井霊園脇を抜け飛鳥山公園方面に出て明治通りへペダルを漕ぐ。

 

この日も都電沿いのバラが見事だったので、いつものようにカロリーとバッテリーとメモリーを順調に消化する。


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よし、看板見えた。
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という事で訪れたのは荒川区の千代の湯さん。

しょうぶ湯で書いたばかりではあるが、このブログは銭湯紹介ではなく銭湯「散歩」なので、同じ銭湯さんがちょくちょく登場することをご了承いただきたい。好きな銭湯さんならことさらなのである。

差し入れを渡して、銭湯談義をちょこっと交わしながら受付を済ませ、お湯をいただく。

シリアスランナーの方が聞いたら大した距離では無いだろうが、自転車を漕いだ足に熱いながらも優しいお湯が染みわたり蕩けた。
行水での簡易交互浴で一日の疲れもとれたことだろう。

お湯をいただいて服を着たあと、交代してフロントに座った入店時とは違うスタッフさんともちょこっと銭湯談義。

いつもながら千代の湯さんのスタッフさんの銭湯愛を感じる時間にも蕩けた。

湯上りにいただいた「龍馬」ノンアルビールなので自転車の自分にもありがたい。

あつ湯で放出した水分を補いながら舌と喉が最後に蕩けた。
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商売なのだから「好き」だけでどうにかなるものでは無いだろう、でも大きな原動力になることは間違いない。

そんな「好き」を込めて運営されてる千代の湯さんが自分も大好きだ。

至福の時間をご馳走様でした🙏

※1010、千代の湯さんの紹介ページはこちら。

www.1010.or.jp

帰り道でうさぎの大群に遭遇。

見慣れたヤツらもこれだけ並ぶと壮観。
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最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️