「フラヌール」。「遊歩者」「待ちをぶらぶらする」などと訳されることが多い素敵なフランス語を店名に冠した「フラヌール書店」さんが気になっていた。
その、気になっていたフラヌール書店さんの店内にある小部屋で、こちらも気になる『「暗橋」で楽しむ目黒・品川さんぽ展』が開催された。
気になるの二乗。
「行く」タイミングが来たということに違いない。
店内に設けられた小部屋。
素敵な造作もたまらない。
展示物がたまらないのは言わずもがな。
資料や写真に見入ってしまう。
触れることで感じる。この気持ち、とても分かる気がする。
実寸は小部屋かもしれないが、展示のボリュームは小さくなどない。
それぞれの壁面が興味深すぎて、なかなか部屋から出ることができない。
そうこうしているうちに閉店時間間近になってしまった。
今回の記念グッズは「暗渠蓋ビスケット」に「暗橋サブレ」
か、かわいい…。
こ「どちらを」などと選べず「どちらも」購入させていただいた。
素敵な展示を行ってくれたフラヌール書店さん、暗渠マニアックスのお二人に感謝しきりで蕩け🤤会場を後にした。
至福の時間をご馳走様でした🙏
展示の余韻に包まれたまま銭湯に向かった。
不動前といえば、自分の中では松の湯さんがイコールになっている。
佇まいに設え、鏡のように磨かれた下足場の床板から見て取れるように行き届いたお手入れがたまらない。これがイコールになってしまうほど惹きつけられる理由の一つ。
この日ももちろんツヤっツヤの輝きだ。
木桶にお湯をとって全身をしっかりと洗い清めて中央に配された円形のジェットバスへ。
もたれる角度を変えながら湯に浸かり、ペンキ絵を眺め、浴室全体を眺め、天井を眺め、湯の流れる音、木桶の音に聴き入りながら極上のお湯に包まれて蕩けた🤤
お湯をいただいた後、ミルージュを飲みながらこちらもピッカピカに手入れされたロビー周りを眺めてまた蕩けた。
至福の時間をご馳走様でした🙏
素敵な展示を観た後の湯上がり、暗渠散歩を決め込むほどの時間はないが、ちょっとだけとばかりにまっすぐ駅には向かわず少し回り道して辺りを散策。
その道中、西五反田公園で楽しそうな遊具に出会った。
意気揚々と踏み込んでみたが…
横幅のあるリュックを背負ったまま入ったのが良くなかった…
角を曲がるたびに「お、おう…」と引っかかり、頭はもちろん体のあちこちをガンガン鉄柱にぶつける始末。
痛い。
横着を止めてリュックを手に持った後はすんなり攻略できたが、少々冷や汗をかいた。
スリムな荷物でまたチャレンジしに来よう。
全身を軽く痛めつけたのち、公園に隣接する氷川神社内にある氷川の懸泉にたどり着いたが、かろうじて案内板を読むことはできたものの、湧水源そのものには暗すぎて近寄れなかったのが残念。
公園ともども時間をあらためてまた来よう。
駅前のモンドさんにも行きたいし、もっとゆっくりフラヌール書店さんを見てみたい。
周辺の暗渠や暗橋も散策したい。
新たな優勝コースが確立された不動前駅周辺、明るい時間の再訪必至だ。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※フラヌール書店さんの公式Twitterはこちら。
※松の湯さんのお湯と行き届いてお手入れに初めて蕩けたあの日のブログはこちら。