銭湯に行った時、時間があれば湯上りにご主人や女将さん、スタッフさんと雑談させていただく。
その際に自分が良く聞く話題の一つに「ご主人はお休みの時とかに、よその銭湯さんに行ったりしますか?」という質問がある。
「自分のところしか入らない。」
「掃除が終わった後でも営業している〇〇湯さんに行く事が多い」
「近所の銭湯さんに行く」
答えは様々で面白く、そして参考になる。
今回訪れたのは、懇意にしている銭湯さんのご主人と話し込んだ時に教えていただいた、品川区は五反田の松の湯さんだ。
ご主人曰く「松の湯さんに行くと、清潔さは新しい古いじゃないって、自分の所の清掃に気合いが入る。」気を引き締めたい時、初心を思い出したい時に行きたくなる。そんな口ぶりだった。
エリアとしては決して近くない銭湯さんのご主人にそう言わしめる銭湯さん。
そんな気になってしょうがなかった松の湯さん、銭湯御朱印スタンプラリーをきっかけに初訪問。
玄関の床からピカピカだ。
真上から写真を撮ろうとしたがどうやっても写り込んでしまうので断念した。
新しい訳じゃない、むしろ年代は感じる。
しかし、大事に手入れをされてしっかり清掃されているからだろうか、古さは感じられない。
鏡だって本当にピカピカだった。
手入れの大変そうな木桶を使われている辺りにもこだわりを感じる。
シンプルな昔ながらの町の銭湯さん。
熱めのお湯に浸かって火照った身体を水を浴びて冷やす。身体の水滴を拭いとって浴室を出て、脱衣場を横切り縁側に出て外気浴する。
これだけの事が極上に心地好い。
単純に、お湯に蕩け松の湯の空間に蕩けた。
湯上がりに休憩したフロント脇のベンチ、見上げても、床を見ても眼福極まりない。
自分の拙い語彙力ではいくら書き綴っても松の湯さんの魅力を言語化できないのが非常に残念。
至福の時間をご馳走様でした🙏
教えてくれたご主人にしっかりお礼を言わなくては。
※品川浴場組合/松の湯さんの紹介ページはこちら。
湯上がりはいつものように最寄り駅に向かわずヨルノサンポ。
百反通りに出てJR大崎駅方面に足を向ける。
情報過多な交差点。
入ってみたくなる立ち食いそば屋さん。
いきなりの「私道」。
目に入る物を楽しみ、松の湯さんで見た事感じた事、女将さんと話した事を考えていたらあっという間に駅に着いた。
今日も沢山の「楽しい」に出会えた。
ご縁に感謝。
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️