たまゆら湯 〜 湯気三昧の銭湯散歩 〜

「 銭湯 」が大好き。散歩も大好き。そんなワタクシの心と体が蕩けるままの銭湯散歩。

銭湯散歩 vol.703 パブリバ八光 / 板橋区ときわ台 | 映画「つゆのあとさき」鑑賞後、モザイクタイル絵に琴音を重ねて蕩けた20240622

渋谷ユーロスペースで初日を迎えた「つゆのあとさき」

先日キネカ大森で観た浅田若菜監督の「私の愛を疑うな」がとても素敵な作品だったのだが、その作品で主演されていた高橋ユキノさんがこちらの作品でも主演されているということで、公開をとても楽しみにしていた作品なのだ。

「つゆのあとさき」は永井荷風の同名小説を原案に作られた作品とのこと。

以下、公式HPより引用

マジックミラー越しの彼女たちの青春

永井荷風が1931年に発表した同名小説を原案とし、舞台をコロナ禍の渋谷に置き換え、パパ活をすることになった女性の青春と友情を描く。
小説は昭和初期の銀座のカフェーを舞台に、自由奔放だが逞しく生きる女給の主人公と彼女と関係を持つことになる軽薄な男たちを描き、大文豪・谷崎潤一郎に「文学史上に我が昭和時代の東京を記念すべき世相史、風俗史とでも云ふべき作品」と激賞された名作であり、「昭和初期の銀座の風俗史」ともいえる作品だ。
映画は、小説の持つ普遍性を踏襲しながら、時代をコロナ禍の渋谷に置き換えパパ活で自分たちのことを体目当てにしか考えていない男たちを相手に、奔放さと逞しさを持って生き抜こうとする女性たちの生き様を描いていく。

スクリーンから滝のように溢れ出る、美しさと儚さ、逞しさとしたたかさにずっしりとした重さを感じながら、色々と考えさせられて蕩けた🤤

上映後は主役の琴音を演じられた高橋ユキノさん、さくら役の西野凪沙さん、楓役の吉田伶香さん、「歌舞伎町の社会学」を研究するライターの佐々木チワワさん、山嵜晋平監督が登壇されての豪華なアフタートークが催された。

映画に夢中になって忘れていたが食事をとっていなかったことを思い出し、久しぶりにとりかつさんへ。

数人の行列を経て入店、着席してハムカツととりかつの二品盛り合わせ定食を注文すると。
「人気定食じゃなくていいの?」と確認してくださった。
「今日はコロッケよりもハムカツをいっぱい食べたい気分なんです」と伝え、あえて一番人気の人気定食ではなく、ハムカツととりかつ二品盛り合わせ定食を注文。

食後、帰宅前に渋谷の街を歩く。
劇場に向かう前にも通った道なのだが、琴音やさくらも歩いたであろう景色だと思うと色味や空気感が違って感じられる。

渋谷周辺でお風呂をいただいても良かったが、何となく行きたくなった銭湯があった。
先日観覧した「いいお湯いただきました」愛と熱狂の公開収録の会場でも話題に上がった、板橋区ときわ台のパブリバ八光さんへ。
特に作品と関連するところはないと思うのだが、なんでだろ。
琴音が垣間見せた、慈悲とも思える「人間としての愛」をモザイクタイル絵に重ねたのかもしれないな。なんて思いながら壁に目を見やり、じっくりと湯に浸かって蕩けた🤤

至福の時間をご馳走様でした🙏

最後までお読みいただきありが湯ございました♨️

※映画「つゆのあとさき」公式サイトはこちら。

tsuyunoatosaki.com

※1010、パブリバ八光さんの紹介ページはこちら。

www.1010.or.jp

※こちらも高橋ユキノさんの主演作で大好きな作品「私の愛を疑うな」に蕩けたあの日のブログはこちら。

tamayura-yu.hatenablog.com