たまゆら湯 〜 湯気三昧の銭湯散歩 〜

「 銭湯 」が大好き。散歩も大好き。そんなワタクシの心と体が蕩けるままの銭湯散歩。

銭湯散歩 vol.344 弁天湯 / 武蔵野市吉祥寺 | 長きの間お疲れ様でした。休業される弁天湯さんのふるまうゆず湯に蕩けた20211222

12月22日冬至当日、JR飯田橋駅でふと悩む。

ゆず湯をどこの銭湯でいただこうか。

東か西か。

そういえば西に一軒、2021年内をもって休業されてしまう銭湯さんがあった。

ということで一路吉祥寺へ。

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久しぶりに降り立つクリスマスムード漂う吉祥寺。いろいろ散策したい気持ちを抑えて駅前を抜け、三鷹方面へ歩く。

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駅からほぼ一本道。アーケードの商店街を抜け、東急百貨店を通り過ぎ、迷うことなくこの日お湯をいただく弁天湯さんに到着。

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遠目からでも立派な煙突が誇らしげだ。

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併設されたコインランドリーのフォントもいい。

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のんびりと佇まいを堪能したことだし、お湯をいただきましょう。

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内湯の種類も豊富そうで楽しみだ。

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受付を済ませ、脱衣場で脱いだ服をロッカーに入れていると「やっぱりここの電気風呂はいいよなぁ~」の声が聞こえる。

そいつは聞き捨てならない。お目当てはゆず湯だったが楽しみが一つ増えた。

緩やかなアーチを描く高い天井の浴室は賑わっており、空きカランはもちろん、椅子も一つ二つしか空いていない。

体を洗い清め、まずはゆず湯を。と思ったがたくさんの人が蕩けていたので、お隣の電気風呂からいただくことにする。

シビレる。

脱衣場で聞こえていた話通りなかなかの電流に包まれ、隣の浴槽から漂ってくるゆずの香りを感じながらの電浴に鼻腔から蕩けた。

電気風呂でシビレているうちに人の波が穏やかになってきたので、もう一つのお目当て、ゆず湯をいただく。浴槽にはネットに入ったゆずが浮かんでいるだけではなく、鮮やかな色の入浴剤もふるまわれている。

入口の案内板にバスフレンド「ゆず」の案内板が出ていたがこういう事か。何ともありがたいゆずの波状攻撃。手足を伸ばし、また蕩けた。

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至福の時間をご馳走様でした🙏

フロントロビー、高い天井の趣向を凝らした装飾もまたたまらなかった。

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ロビーのテーブルに置かれていた休業のお知らせ、地域の方に愛されて80年近くの長くの営業、お浸かれさまでした♨️

一度でもお湯をいただけて良かった。

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常連の皆様、お邪魔しました。

最後までお読みいただきありが湯ございました🙇‍♂️

※1010、弁天湯さんの紹介ページはこちら。

www.1010.or.jp