日の出湯さんでお湯をいただいた後、一之江駅まで戻ったあたりでもう一軒行きたくなった。
駅前にあったバス停の路線図と地図アプリを見て、ちょうど行ってみたかった銭湯に行けることが分かり、そのタイミングで滑り込んできたバスに迷わず乗車。
乗り慣れない路線、見知らぬ通り、夜の暗さが相まってどこか知らない世界に連れて行ってくれるのではないかという錯覚に陥る。
そんな錯覚から膨らませた妄想を巡らせながらバスに揺られ、流れる車窓を眺めているうちに目的の新町商店街入口に到着。
目的の銭湯はバス停から歩いてすぐの竹の湯さん。
少し離れて、どっしりと重厚な佇まいを愛でる。
竹の絵柄が染め抜かれたオリジナルの暖簾も美しい。
広い脱衣場でロッカーに脱いだ服を入れ、清潔な浴室で全身を洗い清め、お湯をいただく。どちらとも天井まで高さがあり、つい見上げてしまう。
顔を下ろして、今度は鮮やかな富士山、カラフルなタイル遣いに見蕩れながら、決して熱すぎないのによく温まる、仄かな香りを放つやさしいお湯に浸かっては出てを繰り返して、おそらく都内最東端に位置する銭湯で何度も蕩けた🤤
至福の時間をご馳走様でした🙏
湯上がり、番台にいらっしゃった若旦那にお礼を告げると「引き継いでからまだ数ヶ月なもので、毎日試行錯誤して沸かしてます」と「至らない点はありませんでしたか?」と返ってきた。
自分の答えはもちろん
「ございませんとも」
実直で向上心に溢れるお湯、次回訪問するのが楽しみだ。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※江戸川銭湯公式サイト「湯らり江戸川」竹の湯さんの紹介ページはこちら。