自転車にまたがり、新井薬師の商店街を越え中野の昭和新道商店街も越えて進む。
味のある通りには味のある看板や装飾が多くなかなか進むことができない。
道中、横目に何軒かの銭湯さんを見かけてはいたが、一つ目の目的、杉並区和泉、代田橋駅近くの大黒湯さんへ向かうべくこの日は我慢。
カンで走っていたら行きすぎてしまって戻ったりと少々手間取ったがなんとか到着。
力強く屋号が書かれた看板が素敵だ。
コインランドリーの看板も流れるようにさっそうと書かれて素敵だ。
スチームサウナを擁する大黒湯さんだが、この日現在は残念ながらサウナ休止中。
フロントで入浴のみで受付を済ませ、青空のような全面の空色に大きな白い幾何学模様が浮かぶ天井の脱衣場へ。
脱いだ衣服をロッカーにしまい、タイル遣いが可愛らしい浴室で、薪沸かしだからなのかな、熱すぎないけどしっかり温まるお湯に蕩けた🤤
湯上がりのフロントで「脱衣場の天井、あまり見たことないタイプで素敵です」と女将さんに伝えたところ、その内側には格天井が隠されていることを教えていただいた。機会があったらその姿も拝見してみたい。
至福の時間をご馳走様でした🙏
大黒湯さんを後にして、甲州街道を越えて玉川上水緑道に架かる大原橋の暗橋を渡る。
年季の入った欄干に足が止まる。この辺りも時間をかけてじっくりと散歩してみたいものだ。
二つ目の目的地は新代田FEVER内のPOOTLEさん。
11月25日から開催されていた、敦盛蘭さんの展示「ボーキョーイントーキョー」がお目当てだ。
ベトナムのスムージー、Sinh To。ライムとヨーグルト味を飲みながら、ゆったりと展示を鑑賞。
東京生まれ東京育ちで離れた故郷は持っていない自分だが、ダブルグッチーをはじめとする登場人物たちの沁みでる想いを感じたような気がして原画たちの前で蕩けた。
普段なかなか見ることができない資料。ネームやシナリオも見ることができて眼福だ。
至福の時間をご馳走様でした🙏
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※杉並浴場組合公式サイト、大黒湯さんの紹介ページはこちら。
※「ボーキョー イン トーキョー」を描かれた敦盛蘭さんのインタビュー記事はこちら。