渋谷で映画を観ようと考えていたら、思ったよりも時間が空くことが分かった。
「銭湯チャンス到来」を逃さず、渋谷に出やすい自由が丘へ。
お湯をいただくのはこの日が初めてとなるみどり湯さんでひとっ風呂。
隣のギャラリーにはリニューアルされる前から何度か来たことがあったが、その時は定休日だったりとタイミングが合わず、ここまで何年越しでお湯をいただけずじまいだったのだ。
下足箱に靴を入れ、受付がある明るく広々したロビーへ。
サウナ室の定員は5名とのことだが、現在の利用者は3人とのこと。それなら申し込まない手はない。
下足札と交換に、サウナマットとサウナキーが入ったバッグを受け取り脱衣場に向かい脱いだ服をロッカーに入れて浴室へ。
心地よい熱さのあつ湯と水風呂の交互浴を中心に、利用者が少ないうちにサウナ室も満喫して蕩けた🤤
入れ替わるようにバッグを持ったお客さんが何人か入ってきた。混み始める前だったようで運が良い。
至福の時間をご馳走様でした🙏
渋谷に戻り、湯上がり散歩を兼ねるようにイメージフォーラムへ。
田中さくら監督の2作品同時上映「薄暮の旅路」がこの日のお目当て。
心に刺さる「喪失感」という棘。
刺さっていることに気が付いていなかったり、刺さったまま気づいていないふりをしていたり、抜いてみようと向き合ったり。
心の機微が描かれた「夢見るペトロ」と「いつもうしろに」の二作品の醒めない夢の中を泳いでいるような、不思議な浮遊感に蕩けた🤤
上映後に開催されたのは、田中監督と「ブルーを笑えるその日まで」の武田かりん監督が登壇されてのトークイベントは
お二人の映画に対する真摯な姿勢と深い愛情にあふれるトークは濃厚で興味深く、もっともっと話を聞いていたかった。
至福の時間をご馳走様でした🙏
「薄暮」という単語をあらためて調べてみたら「日が暮れようとするころ」を指す言葉とのこと。
”みどり”と”薄暮”
色から色へと移り歩いていたのもなにかの導きかもしれない。
この日は無意識だったけど、今度はそんな風になにかで縛って銭湯散歩してみるのも楽しそうだ。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※田中さくら監督特集上映、公式HPはこちら。
※1010、みどり湯さんの紹介ページはこちら。