初めて下車する鐘ヶ淵駅。
普段は地下鉄利用が多いので屋外の駅というだけでなんだか新鮮だ。
改札を出てすぐにさしかかったのは古代東海道。「旧」じゃなく「古代」とはなんともシビレる響き。
のちのち調べてみたら9~10世紀頃に定められた官道らしい。
これはじっくり調べてじっくり散策する機会を設けなければならない。
下車する駅が初めてなら、こちらも初めてとなるみまつ湯さんへ♨️
「デンキ風呂」のカタカナ表記を見て、なんだか嬉しくなるのは自分だけだろうか。
フロントで受付を済ませて暖簾をくぐる。
脱衣場も浴室もどちらも広々。
永久腰かけに座って全身を洗い清めた後、熱めの白湯で温まり、やさしい温度の薬湯電気風呂にじっくり浸かってシビレて蕩けた🤤
至福の時間をご馳走様でした🙏
せっかく普段あまり来ないエリアに来たのでもう一軒欲張る。
静かな住宅街を歩き、東武伊勢崎線の線路下をくぐって到着したのはたぬき湯さん。
手前にある商店も風情に溢れていてたまらない。
家紋入りの見事な暖簾のたぬき湯さん。
〇に蔦のこの家紋は自分の家と同じ家紋なので勝手に親近感が沸く。
店内は建築当時からの部分と改修した部分、レトロとモダンがいい感じに融合している。
番台式で全体的には宮造り建築、ところどころに古い柱や木枠の窓などが残っていて風情を感じさせてくれる。と同時に改修もしっかり行われていて、水回りも使いやすくされ、立ち上がる時に使う手すりが各カランスペースに設けられ、立ちシャワーブースも木目調のモダンな壁紙が貼られている。
ペンキ絵の下に貼られた麻の葉文様のタイルが個人的には最大ンお目でポイントだった。
やさしい白湯とちょっと熱めの薬湯のじっこうに浸かって温まってから、縁側で二体のたぬきさんを眺めながら涼んで蕩けた🤤
聞いたところによると、男女湯の縁側にそれぞれ一体ずつ置かれていたとのこと。今は女湯の縁側は出られなくなっており、その時男湯に持ってきたのだそうだ。
「たぬき湯」の屋号についても尋ねてみたが、初代のオーナーさんからの屋号をそのまま使っていて私たちは四代目になるんだけど誰も知らないのよ、ごめんなさいね。
とのこと。逆に興味深くなってしまった。
至福の時間をご馳走様でした🙏
燃料費高騰を受けて2023年1月から定休日を増やされたようだ。
何らかの工夫を強いられる、この大変なご時世。営業してくださること自体がありたい。
湯上がりも散歩したい気分だったので、鐘ヶ淵駅には戻らず、JRの南千住駅を目指すことにした。
白髭橋を渡って隅田川を越える。
橋脚と輝くスカイツリーの美しさに目をとられるが、なかなかの強さで冷たい風が吹いてきた。
勿体ないが早々に橋を渡り終える。
風邪をひいてしまっては元も子もない。
早々にと言っておきながら巨大なガスタンクに足を止める。
そうこうしているうちに南千住の駅に到着。
距離を歩くにはちょっと寒かった。
山手線に乗り換えるため常磐線を下車した日暮里駅で、いつものにゃっぽりにご挨拶。
「何かいる」と思ったら、この日の日暮里駅コンコースには無数のにゃっぽりが出現していた。
近づきすぎると分からないが遠目に見てみると何やら描かれているような?
この大量のにゃっぽり、猫の日に合わせて駅員さんが描かれたものだった。
※FUN!TOKYO!【JR東日本 公式】さんのTwitterより
🐈 2月22日は #猫の日🐈#日暮里駅 構内に #にゃっぽり が期間限定で大量出現中!! 全部で222匹🐈 終電後に駅社員が描きました! 実は、、、222匹で大きなにゃっぽりになってるんです✨
— FUN!TOKYO!【JR東日本 公式】 (@funtokyo_jreast) 2023年2月21日
ちょっとずつ表情も違うので、注目してみてね! pic.twitter.com/4sHTVy6aiW
様々な表情のにゃっぽりが一堂に会していて可愛い。
立っているここは鼻と口の中間くらいだろうか。
満足するまでにゃっぽりを愛でてからホームへの階段を下りる。
あれだけの数を書くのは大変だったろうな。でも、おかげさまで楽しかったです。
あまり歩いたことのないエリアを歩くのはいつも楽しい。
この日のように風情があったり発見があったりする道ならなおさらだが、寒い時期は橋の有無を念頭に入れるようにしよう。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※1010、みまつ湯さんの紹介ページはこちら。
※1010、たぬき湯さんの紹介ページはこちら。