東エリア在住の部下に「日の出湯さん、本当にいい銭湯だから早く行ってくださいよ!」とかなり前から言われていたのだが、なかなか行けていなかった住吉の日の出湯さん。
帰りに顔を合わせた時に「行きましたか?」となったので
「じゃあ今日これから行く」と仕事終わりに住吉へ。
「案内しますよ、いらないと思いますが」という言葉の通り出口を出るとすぐ近くに日の出湯さんがあった。
正面からも脇からも入れる好立地。
佇まいそのものも素敵だし。
欄間の間に表札スタイルで書かれた屋号も素敵だし。
穏やかな配色が素敵なタイルも素敵。
自分好みが溢れる外観をひとしきり楽しんでから、シールが貼られて番号が見やすい下足箱に靴を預けて店内へ。
受付を済ませてから、番台のご主人にゆっポくん七福神めぐりと銭湯お遍路のスタンプをお願いすると、押し終わったあと、先日お湯をいただいた江戸川区のみどり湯さんと同じように、道具を使ってインクを押さえてくれた。さらに「インクがくっつかないように挟んでね」と紙片までくれるおもてなしにほっこり。
折上格天井が見事な脱衣場で、脱いだ服をロッカーに入れ天井の高い浴室へ。
湯船を端から端まで横断する自分史上最長、少なくとも自分が首を乗せている間は全くぬるくなる事がなかった自分史上最冷のキンキン水枕だ。看板の「冷水まくら」は伊達じゃない。
ちょうど良い湯温だったので自分は押さなかったが、湯船の奥に「湯」が出るボタンが設置されていたのも楽しい。任意であつ湯を足せるシステム、こちらお自分史上初めての出会いかもしれない。
立ちシャワーが壁シャワーとハンドシャワーに切り替えられるのも嬉しい。さらにいえば水温がヒエヒエなのも最高だ。
バイブラのあるところにないところ、深湯の座風呂にと湯船の中を移動しながら、上がり時を見失うキンキン冷水まくらに頭を乗せて何度も蕩けた🤤
至福の時間をご馳走様でした🙏
ハシゴ銭湯を企んで猿江恩賜公園を抜けて歩いていたが、渡ろうとしていた橋が車両はおろか歩行者も通行止めになったいたり、候補にしていた銭湯さんの閉店時間まで一時間を切ってしまったこともあり、あえなく断念。
日の出湯さんの余韻に浸れ。ということだと解釈してUターン。目的地を錦糸町駅とする散歩コースに切り替え、余韻に浸りながら少し歩いた。
この時は数日後に、2020年11月をもって日の出湯さん閉店というまさかの知らせが飛び込んでくるとは、これっぽっちも想像していなかった。
部下に知らせると「あんなに前からおススメしてたのに、なんでもっと行っておかなかったんですか!勿体ない」と怒られてしまったが反論の余地はない。
長きにわたる営業、お疲れ様でした。
この日が最初で最後の訪問になってしまいましたが、お手入れが行き届いた施設に極上のおもてなしを受けました。特にあの冷水枕は最高でした。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※1010、日の出湯さんの紹介ページはこちら。