文京浴場組合で9月25日から開催しているイベント「鴎外の湯2022」に遅ればせながら参加。
スタンプ3個でオリジナルトートバッグがゲットできてしまう大盤振る舞いなこのイベント。一軒目に選んだのは「極楽」と書かれた暖簾が可愛い白山浴場さん。
イベントに連動。森鴎外にちなんだ変わり湯も振る舞われるようだ。
受付時、イベントの台紙にスタンプを押してもらったあと「まだ始まったばかりだけどもう何人か交換に来てるのよ。」と、女将さんにトートバッグの見本を見せて頂いた
デザインも素敵だし、サイズもちょうど良さそう。これは楽しみ。
浴室の壁にはイベントに伴って東大赤門の絵が貼られていた。いつものペイズリー柄モザイクタイル絵だけでも大好きだが、雰囲気が変わった眺めも素敵な空間でお湯に浸かって蕩けた🤤
至福の時間をご馳走様でした🙏
茗荷谷駅へ向かう帰り道は、春には桜が美しい播磨坂を登った。中央にある緑道部分を歩くのが好きなのだ。
駅の手前でさしかかった丼太郎。
程よく小腹も空いているし、久しぶりに立ち寄る。
キムチを乗せたからこそ330円だが、通常の納豆丼なら250円だ。リーズナブルでありがたい気持ちと「安すぎないか?」と心配になる気持ちが複雑に入り交じる。
太郎ちゃん?が凛々しく描かれた丼で提供されたキムチ納豆丼に舌鼓を打って蕩けた🤤
食後にはしご湯しようと思い立って、茗荷谷駅を通り過ぎ大黒湯さんの目の前まで来たが、目の前で賑やかなグループ客が暖簾を潜って行ったのでパス。
このタイミングはゆっくりしたい今の気分とは合わなそうだ。
そして翌日、あらためて大塚仲町の大黒湯さんからスタート。
2つ目のスタンプを押してもらい浴室へ、先日、開催前の準備段階でも拝見したが、八角形湯気抜きの下、あらためて見る団子坂菊人形の壁絵を眺めながら水風呂で、薬湯の深湯で蕩けた🤤
大黒湯さんで一汗流して一汗かいた後は不忍通りを護国寺方面に歩き、清戸坂を登り、目白台二丁目の交差点から富士見坂に入る。
富士見坂はすぐに左右に分岐して日無坂と二つに分かれる。
この分岐。坂好き、もじゃハウス好きの自分として、いつ訪れてもたまらない眺め。
樹木が生い茂り日中でも日が当たらなかったことから、日無坂と名づけられたらしいこの坂は個人的に大好きな坂の一つだ。
のんびり坂を下って豊川浴泉さんに到着。
欄間上、左右の鶴が可愛い。
コインランドリーの雨避けもたまらない。
お香が香る玄関で靴を預け、受付を済ませる。
豊川浴泉さんのイベント飾りは高い天井から吊るされた浴場幕だ。
カラン前で体を洗いながら、湯船でお湯をいただきながら眺めて蕩けた🤤
フロント前ロビーで、いただいた黒トートバッグとゆっポくんとで記念に一枚。
うっかりしたことにゆっポくんの足でハニップCが隠れてしまった。
湯上りの帰り道は少し遠回りしてのぞき坂を登る。
新海誠監督の「天気の子」。TVアニメ「冴えない彼女の育てかた」などにも登場しているので、見たことがある方も少なくないだろう。
最大勾配は13度。東京都内で自動車通行が可能な道路としては最急の一つに数えられるらしい。自分も自転車で挑戦したことが何度かあるが、いまだ足をつかずには登り切れてはいない。
自分が巡った既存の銭湯に鴎外さんが来たことは無いだろうが、自分が歩いた道、上り下りした坂道を歩いたことはあるかもしれない。
そんな思いを馳せながら歩くと、見慣れた道も景色もいっそう楽しい。
池袋駅近くで祭りに遭遇。
文豪気分からは離れるが、こんな素敵な祭りを見過ごすわけにはいかない。
翌日、餃子Tシャツを着て出勤したのは前夜の祭り気分が抜けていなかったのに他ならない。
お風呂を楽しみ、散歩を楽しみ、餃子を楽しみ、トートバッグまでいただいた2日間の銭湯散歩。仕事終わりから終電までの数時間とはいえ、楽しみ方はいくらでもあると再認識した。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※この二日間でお湯をいただいた3浴場が加盟される文京浴場組合の公式サイトはこちら。