行きたい気持ちと行きたくない気持ちが複雑に入りまじったが、やはり最後、足を運ばずにはいられなかった。
この日、5月15日で営業を終える要町の名峰、山の湯さん。
ラビリンスのような住宅街、今後この道を通ることはあっても、登山道として通ることはないんだな。なんて考えながら歩いていると、下山ホヤホヤのお湯仲間に遭遇。
「これからですか?」「お帰りですか?」と言葉を交わし再び登山道へ。
最後に味わう薬湯はすみれ。
来る前こそ色々と考えていたけれど、山の湯さんに来てぬる湯とあつ湯の交互浴、スチームサウナで蒸されていたらどうでも良くなった。
今ここにあるのはいつもの山の湯さんだ。明日にはもうないけど、今はここに在って、自分はここにいる。それでいい。
ひょうたん型の湯船で、よもぎ薫るスチームサウナで、オリエンタル調タイルの立ちシャワーで、いつもどおりの山の湯さんに今日も蕩けた🤤
閉店時間が近くなり浴室に誰もいなくなったタイミングがあったので、ご店主に許可をもらい写真を撮らせていただいた。
どこをとっても美しい。
女神さんもお疲れ様。
ひょうたん型の湯船、何度見ても素敵だ。
ありが湯ございました♨️
あれがある。これもある。じゃないけれど、そんなこと関係なしに大好きだったよ山の湯さん。
カラフルな下足箱も大好きだった。


65年間の営業、お疲れ様でした。
至福の時間を何度もご馳走様でした🙏
暖簾に向かって、再度頭を下げて下山。
サウナイキタイで山の湯の施設登録者だったことは密かな自慢だったが、この際なのでここで大っぴらに自慢させていただく。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※2019年にも山の湯さんで蕩けていたあの日のブログはこちら。
※脱衣所・浴室内は撮影不可ですがご店主に許可をいただき撮影させていただきました。