2021年12月28日。
とうとうこの日が来てしまった。
渋谷で「日本で1番一小さい植物園」をうたっていた渋谷区ふれあい植物センターさんの灯りがこの日、消えてしまう。
交差点にある薬局前にいる微妙な関係?のサトちゃんたちに合う機会も減ってしまう事だろう。
明治通りの「東交番前」信号を右折。
到着してしまった。
「17年間ありがとう」のタスキが沁みる。
しかし今日はオープンしているのだ。
思う存分ふれ植を楽しもう。
ワニガメよ、お前ともお別れだ。
前にハンティング姿を見せてもらったけどカッコよかったよ。
植物以外に生物もいるふれ植。
この案内板を見るのも好きだった。
1階フロアを時計回りに歩き、自分がここに足を運ぶようになったきっかけ、階段下のビカクシダに会いにいく。
大きさといい広がり方といい。下から見ても、横から見ても、少し上から見ても見事だ。
ビカクシダやヒスイカズラを愛でながら2階へ上がりサボテンの骨を愛で
食虫植物たちを愛でる。
最後の企画展示は日本一小さなコケ展。
一番のお気に入りスペース、テラス席が空いていたので座って休憩。スタッフさんにゴーヤの育て方についてアドバイスをもらったりもしたっけな。と思い出にふける。
ビカクシダ、テラス席から見える姿も素敵だ。
見下ろしても美しいし
見上げても美しい
椅子に座りゆったりと緑を愛でる時間。渋谷のオアシスでの何とも贅沢な時間に蕩けた。
根っこが生えてしまいそうだが、館内を見終わっていないのでまた後で休憩することにしようと3階へ上がりハーブガーデンへ。
派手さはないがお気に入りの場所の一つだった。
カテゴライズされたハーブたちが日当たりのよいテラスに所狭しと並んでいる。
色々なハーブの見た目を楽しんだり、香りを楽しんだりした中、この日は「ヤロウ」が気になった。キク科なんだ。
3階には中の人が2021年夏に自由研究していた「ドラゴンフルールの蕾」を分解したものが展示されていた。当時SNSで展開されている姿を拝見させていた。おしべの数1.173本って…
素敵な言葉が書かれたポスター。「知の果てのまだその先へ」自分も行きたい。
まだまだ名残惜しいが退館して外観と外周の植物を愛でる。
大好きだったよ、さようなら。そしてたくさんありがとう。
近くにあった線路を跨ぐ歩道橋、スロープが空に向かって伸びているようでつい登ってしまった。
てっぺんに着くと恵比寿方向を向いた何人かが線路に向かってカメラを持ち、何かを待っているような姿を見て、何か珍しい車両でも通るのかなと思いながら橋の上から線路を見やると、やってきたのは普段この路線を通ることのない中央線。渋谷~恵比寿間で見る中央線色のE233、新鮮だ。
ふれ植を後にして、地元で用を済ませた夜、無性に寂しくなったので馴染みの銭湯でお湯をいただきたくなった。
いつもの門構えにいつもの下足箱、いつもの番台にいつもの「こんばんは」が沁みる。今日もここにあってくれてありが湯。
千代の湯という名のオアシスでトゴールの湯をいただきながら、タイルで描かれた枯れることのない紅葉を愛で蕩けた。
年明けの6日まで、年末年始を休み無し営業されるという、応援したくなるスケジュール。毎日は無理でも期間中にもう一度は来よう、必ず。
今日も至福の時間をご馳走様でした🙏
この日ふれ植でいただいたパンフレットやカラフルな缶バッジたち、大切にしよう。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
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