『都市のラス・メニーナス』が久しぶりに有観客でリアル開催される。
路上観察の現在地を探る『#都市のラス・メニーナス』、今回は有観客での開催!「生活感がないように思われる街での路上観察」をテーマに、路上園芸学会の村田さんと“ある街”を散歩してきた様子を報告します。沢山の発見がありましたよ。ご予約はkatateblog@gmail.comまで。定員15名なのでお早めに! pic.twitter.com/DCyyEtPfsP
— 石井公二(『片手袋研究入門』実業之日本社より発売) (@rakuda2010) 2021年11月11日
片手袋研究家の石井公二さん、実業之日本社の磯部祥行さんがゲストとともに「路上観察の現在地を探る」このイベント、今回のゲストは路上園芸学会の村田さんだ。面白くないわけがない。オンラインでも開催されるがリアル観覧以外の選択肢は考えられなかった。
その会場となったさんさき坂カフェがあるのは谷中、ちょうど良いことに根津にも所用。最後の推し事は18時からということで、所要の合間は個人的趣味全開で思うがままに谷根千散歩。
谷中に眠る知人のお墓に手を合わせ、ゆっくり話した後、全盛期とまではいかないが人流が増えた感じがする谷中ぎんざへ。
お店をいくつか冷やかしたり、ちょっとしたお土産を買ったりしながらあちこちにあしらわれた猫を愛でる。


やなか銀座を突き当りまで歩き、よみせ通りからへび道を抜け、藍染大通りまで戻りながら遅いランチをどこで食べようかと物色したが休憩時間とあたってしまったようだ。

さてどうするかと思案しながら植物を愛でる。

チームでも見事だし

ソロでも見事だ。

植物を愛でているうちに千駄木迄戻ってきたし、どうせ目当てのご飯屋さんの開店まで時間があるならと朝日湯さんへ。

本当はイベントあとの〆にお湯をいただこうと考えていたが、いいお湯はどのタイミングでいただいてもいいのだ。

熱めのお湯を目当てに訪れたが、嬉しいことに変わり湯が砂糖のなごみ湯だった。
賑わう浴室で空きカランを見つけて体を洗い清めたら早速いただく、熱いながらも優しい甘さが香る乳白色のお湯にふんわり蕩けた。
浴室の賑わいに反してサウナ利用者は自分だけのようだ。勿体なくもあり、ありがたくもある。水風呂がなくともカランからの冷水やヒエヒエ立ちシャワーでギュッと〆れば大満足だ。お湯にお水にサウナ室にのループにすっかり蕩けた。

裏手にそびえる新旧が組み合わされた煙突。
うん、美しい。
至福の時間をご馳走様でした🙏
さてしっかりと食事を。
とするはずだったが、優しい甘さ香るお湯をいただいたからか甘いもの欲が止まらない。藍染大通りまで戻って芋甚さんで最中アイスからの昭和焼をいただき、今度は舌と胃袋が温冷交互浴に蕩けてしまう。


甘いもの欲を満たした後は食事もしっかりと。
久しぶりの一卵亭さんで久しぶりの「濃いたまごはんセット」と対面。湯上りにいただく味はまた格別でこの上なく蕩けた。


※一卵亭さんの公式サイトはこちら。
お風呂をいただき、ご飯もいただき、満を持してイベントが行われるさんさき坂カフェへ。

イベントの内容についてはアーカイブも残っているし、ネタバレ防止のために触れずにおきますが、開始前には「紹介しきれるのか?」と不安視するほど多数用意されていたスライドが、石井さん磯部さん村田さんの軽妙なトークにのってテンポよく進んでいく。
そしてイベントは盛況のまま終了。すべてのスライドがしっかりと紹介されたことは言うまでもない。
誰かが同じタイミングで笑ったり、同じタイミングで頷いたりするのが分かる。会場の空気を味わえるって最高だ。
石井さん、磯部さん、村田さん、さんさき坂カフェさん、リアルでの開催をありがとうございます。至福の時間をご馳走様でした🙏
※今回現地で観覧させていただいた回のアーカイブはこちら。

この日は谷根千の中を根津⇒谷中⇒千駄木⇒根津⇒千駄木⇒根津⇒千駄木と回遊したが、立ち寄ったお店だったり、植物だったり、もちろん道そのものだったりが、それぞれ違った魅力を持って違った町の顔を見せてくれたからだろうか、同じエリアにいた気がしない。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※1010、朝日湯さんの紹介ページはこちら。