なかなかの強さで雨が降っているが最終日には来られなそうだし、せめてその前日にでもと北千住の大黒湯さんへ。
銭湯に向かう道中に通りがかったパチンコ屋さんの駐輪場のキャパが1010台というのも何かのご縁なのだろうか。
「千住宿」のプレートを眺めたり
「ぱあまやさん」の可愛らしい看板を眺めたりして


結構濡れてしまいながらも大黒湯さんに到着。
こんな大雨でも次々とお客さんが吸いこまれていく、到着時に傘立ての空きがなかったくらいだ。
前回訪問時は休止中だったサウナもこの日は再開していた。
それなら入らないわけにはいかない。とサウナ込みの料金を支払い脱衣場へ。
「今日が最後かもしれない」と脱衣場の拵えを眺めながら脱いだ衣服をロッカーに入れ、浴室へ。
地元のお客さん、別れを惜しむお客さん、思い思いの顔をしたお客さんたちで浴室は賑わっている。
まずは全身をしっかりと洗い清めて、それから自分も仲間入りだ。
大黒湯さんのお風呂やサウナについて自分が語れることなどたかが知れている。
「筆舌に尽くしがたい」とはこういう事を言うのだろう。
ただ言えるのは、今後二度と出会えないであろう「凄い」銭湯さん。その一軒だったということだ。
滞在した時間のほとんどすべて「北千住大黒湯」に蕩けていた。
至福の時間をご馳走様でした🙏
名残惜しいが閉店時間も近くなったのでおいとましようと下足箱に向かい、靴を取り出そうとした時、偶然にも隣り合わせた方が久しくお会いできていなかったお湯仲間だった。
「まさか会えるとはですねぇ」と、表の板が「わ」から「ぬ」にめくられた大黒湯さんに「ありが湯、さようなら」と別れを告げ、積もった話を交わしながら北千住駅まで歩く。
最後にお会いしてから間が空いていたが、すぐにすんなり打ち解けられるお湯仲間の温かさがありがたい。
お湯仲間とは北千住で別れて、自分は常磐線に乗り日暮里駅で乗り換え。
また来たよ、にゃっぽり。
ねぇにゃっぽり、大黒湯さんはやっぱりすごい銭湯さんだったよ。
今日に始まったことじゃないが、別れはいつも寂しく物悲しい。
好きな物事ならなおさらだ。
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️
※月の初めに大黒湯さんでお湯をいただいた時のブログがこちら。