目黒駅から庭園美術館方面に歩くこと数分、高速道路が架かる上大崎交差点の手前に高松湯さんはある。
シンプルな看板が素敵だ。
通りに面したガラス戸を開けると右手に男湯、左手に女湯に振り分けられる。
下足箱に靴を預けて店内へ。
この入り口も味があって素敵だ。
番台のお母さんに挨拶して受付を済ませ、脱いだ服をロッカーに入れながら床を見やる。使い込まれた木の床はしっかり手入れされていてピカピカに輝いている。
これだけでも嬉しくなってしまう。
奥に描かれた風車のモザイクタイル絵、男湯と女湯の境の壁に描かれた白鳥のモザイクタイル絵をはじめ所々のタイル使いが可愛い浴室もたまらない。
湯船は深湯と浅湯、シンプルな構成。
都心にありながら昔ながらの下町銭湯感にたまらなく蕩けることこの上ない。
お湯をいただき、熱くなったらカランで頭から水浴びして冷やし、換気のために開いた窓から入る風を浴びて外気浴気分を味わい蕩ける。
何度か繰り返しているうちにすっかり極上気分だ。
湯上りに貫目表示もあるレトロな体重計に乗って体重を量り、自分の体重が何貫かを知る。なかなかお目にかかれないので結構楽しい。
番台のお母さんと少しお話して「またお湯をいただきに来ますね」と内側から外へと暖簾をくぐり出る。
写真には写っていないが、目と鼻の先には庭園美術館が見えている。本当に近い。
ゆっくり鑑賞した後すぐにひとっ風呂なんて贅沢だ。いつかいただいてみよう。
至福の時間をご馳走様でした🙏
塩分を補給したくなって、高松湯さんを出てすぐのコンビニエンスストアでつい買って秒で食べてしまったアメリカンドッグ。カリカリ部分がたまらない。
お店に入っての飲食ができなくても、コレがあれば満足だ。
最後までお読みいただきありが湯ございました🙇♂️
※1010、高松湯さんの紹介ページはこちら。