湯の合う仲間と話をしていた時に帝国湯さんの名前が挙がった。
最後に行ったのはいつだったろう。
そう思ったと同時にお湯をいただきたくなり、仕事帰りに足を向けた。
最寄り駅は三河島になるのだろうが、日暮里で電車を降り、繊維街を抜ける散歩コースで足を向けた。
時間が遅くほとんどのお店が閉まっていたが、道中には鮮やかだったり華やかだったり看板がたくさんあった。
なかでも自分の目を惹いたのはここ「三姉妹」さんの看板。
お店の中には店名通り三姉妹さんがいらっしゃるのだろうか?などと勝手な想像を膨らませなながら帝国湯さんへと歩く。
ほどなく歩いて到着した帝国湯さん。どっしりとした重厚感ある佇まいがたまらなく素敵だ。
旧仮名遣いの暖簾、何度見ても良き。
建物だけでもこの暖簾を見るだけでも来た価値がある。
「今は早じまいしている」と話の中で聞いていた通り、営業は22時まで。
ゆとりをもって行動して良かった。
暖簾同様に味のある下足箱と傘入れも良き。
さぁ靴を脱いで、お湯をいただくとしましょう。
番台のご主人に入浴料金を支払い、着ていたものを脱ぎ、浴室でカラン前に座って体を洗い清めていると良い感じに涼しく感じる。
換気のために空けられたいくつかの窓から入ってくる風だ。
これはお湯で火照った体を冷ますのにちょうど良さそうだ。などと考えているうちに全身を洗い終え、男湯と女湯に跨って描かれた見事な富士山を眺めながらまずは深湯のお湯をいただく。
しっかりとした深さのおかげで体に水圧がかかり、のっけから最高に蕩ける。
のぼせない程度にじっくりと帝国湯さんのあつ湯を体に染みこませたら、窓辺のカラン前に置いた椅子に座り体に水をかけクールダウンする。
想像通り、いや想像以上に外からの風が、かけ水した体を一層心地好くしてくれる。
その後も深湯に薬湯、浅湯をいただき、風を浴び、かけ水して自然の力とはかくもありがたいものなのかと実感しながらたっぷりと蕩けた。
浴室でさっと体の水分を拭い、脱衣場から外に出て、体の水分をさらにしっかりと拭きながらの外気浴はとどめすぎるほど極上だった。
重厚でレトロ感ある建築と熱めのお湯がお好きな方にはぜひオススメしたい帝国湯さん。
縁側に出て庭を眺めながらの外気浴も最高ですよ。
今日も至福の時間をご馳走様でした🙏
※1010、帝国湯さんの紹介ページはこちら。
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️
※初めて帝国湯さんでお湯をいただいた日のブログがこちら。