この日は元上司の定年退職日、お別れセレモニーのためだけに午前中だけ出社した帰りに、市ヶ谷で観たかった展覧会を観たあと、有楽町線に乗り東池袋で下車、一日乗車券を買って都電に乗り込み、湯の合う仲間がおすすめする銭湯さんに行ってみた。
土砂降りに近い程よい雨の降る梶原駅を下りて、都電もなかを名物にするお店がある商店街に入り数分歩けば、可愛らしいアーチと緑色の屋根をした橘湯さんに到着だ。
アーチと同じ緑色した雨避けが可愛い。
入浴料金を支払い、フロントのカウンターに置かれた好きな番号のロッカーキーを受け取って脱衣場へ。
天井の高い浴室に鎮座するのは流れ風呂。
浴室のサイズこそ違えど、ニュー恵美須さんや松本湯さんにある浴槽と同じタイプだ。
そしてその二軒と同じくジュビナバスもあり、どこから浸かろうか迷ってしまう。
先程から降り始めたそこそこ激しい雨のおかげで客足が鈍いようで、前半は橘湯さんを一人優雅に貸切で過ごさせていただく。
熱すぎないやや熱めの湯温がのんびり浸かるのに心地好く、さらに優雅な気分を味あわせてくれる。
サウナはマイルドな温度が心地好いスチームサウナ。
物足りなく感じなくもないが、熱めで深めな浴槽もあるし、ジュビナバスが水風呂代わりと考えるならじっくりまったり過ごすのにちょうどよい温度だ。
サウナに入り深湯に入り熱くなった体を全身をジュビナバスで冷やし、ほんのり蕩けた。
4隅に3段づつ、計12箇所から噴き出すシャワーを姿勢を変え、角度を変えしながら浴びるのは楽しい。
湯上がりはロビーでハニップCをいただきながらご主人と会話に花が咲く楽しい時間。
お湯仲間から勧められて来たことを知って、とても喜んでくれたご主人の笑顔に、自分もとっても嬉しくなった。
コロナの話題中心で明るいばかりじゃないけれど、明るく楽しい話ばかりをするためにお互いまだまだ気を引きしめましょう!と今日のところはお別れ。
HPによると日曜日には朝湯営業もやっているようだ。
橘湯さんでいただく朝湯、心地好さそう。
至福の時間をご馳走様でした🙏
※1010、橘湯さんの紹介ページはこちら。
橘湯さんの前に立ち寄ったのは市ヶ谷のMIZMA ART GALLERY、加藤愛(愛☆まどんな)さんの「ひあたりのわるいへや」
予約制でゆっくり観られるので楽しみだ。
高い天井に伸びた白い壁に飾られた沢山の顔、どの顔もとても印象的。
奥に飾られたメインの作品と目が合う。
カラフルな他の作品とは違い、青をメインに描かれたこの絵。
隣の部屋からも存在感を感じるだけあって、近くで観ると瞳に吸い込まれそうな感覚を覚える。
自分の枠があっという間に感じるほど、時間いっぱい作品を楽しませていただいた。
文字通りの眼福。
至福の時間をご馳走様でした🙏
※「ひあたりのわるいへや」の公式HPはこちら。
そして市ヶ谷を後にして橘湯さんに向かう前、大塚で都電を降りておにぎりのぼんごに立ち寄った。この日は「ままけは」と「明太クリームチーズ」2つのおにぎりをいただいた。
写真は失念したが豆腐のお味噌汁も美味しい。
湯上りに食べたらやみつきになりそうだ。
こちらも文字通りに至福の時間をご馳走様でした🙏
※おにぎりぼんごのHPはこちら。
制限のある中とはいえ、好きな作家さんの作品を観て、美味しいおにぎりを食べ、極上の湯に蕩けた一日。
しかしこの日の極上さはまだ終わらなかった。
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️