たまゆら湯 〜 湯気三昧の銭湯散歩 〜

「 銭湯 」が大好き。散歩も大好き。そんなワタクシの心と体が蕩けるままの銭湯散歩。

銭湯散歩 vol.177 大門湯 /東尾久三丁目 | 「好き」すぎる銭湯でお湯の底の金魚に蕩けた20200325

早い時間に行きたい銭湯さんがあった。

そこは荒川区の大門湯さん。

湯の合う仲間のおすすめ銭湯の1軒でもあり、Twitterで自分好みの銭湯に行かれる方のおすすめ銭湯の1軒でもあり、ずっと行ってみたいと思っていたが閉店時間が21時と早いため、仕事帰りにはタイミングが合わずに何回か見送っていた。

町屋から都電の線路沿いを歩いていると、お湯を沸かす香りを感じ「銭湯の近くに来たかな。」なんて思いながら角を曲がる。

ふと現れた煙突を見上げ、香りが届かなそうなその距離に「やっぱりね」と、思い込んでいた自分を笑ってしまう。

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大門湯さんに到着。はやる気持ちをおさえ、明るいうちに外観を堪能させていただく。

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シンプルながら重厚な門構え、歴史を感じさせてくれる佇まいが最高だ。

離れて見ても、近くで見ても良き。
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正面も良いが斜めからあおるのも良い。

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玄関周りのタイルの柄すら愛おしい。


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入浴前に周囲を一回りすると、桜越しの煙突を眺めることができた。

「桜と煙突」なんとも素敵な組み合わせにしばし足を止めて、通りがかったご近所の方と談笑しながら一緒に眺めたのも、楽しい思ひ出だ。

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入口脇に芽生えていた新しい生命にも目を奪われる。

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番台で入浴料金を支払い、笑顔の素敵な女将さんと入浴前にしばし談笑。

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昔から使っているという壁の柱時計の趣きを味わい

すべての椅子が永久腰かけなことに感動して

向かって左にある湯舟では、お湯の底に広がる見事な金魚のモザイクタイル絵に蕩け

向かって右側の深湯では、たっぷり浮かぶ半分に切られたレモン風呂に蕩け

浴室では永久腰かけに座り、熱くなった体に水をかけながら心底蕩けた。

しっかり熱い湯温もたまらなかった。

受けた感動すべてを女将さんに伝えたかったが、伝えきることができない自分の言語化能力が非常に残念。

それくらい何もかもが「好き」すぎる銭湯さんだった。

勧めてくれた銭湯仲間には感謝しかない。

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至福の時間をご馳走様でした🙏

 ※東京銭湯、大門湯さんの紹介ページはこちら

www.1010.or.jp

 

時間は逆転するが、町屋から大門湯さんへ向かう途中、こちらもおすすめいただいていた宝来屋さんに立ち寄った。

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メニューが豊富で悩むが、今回は「ナポリたい焼き」と「チーズあんたい焼き」をいただく。


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美味だ。

一つは湯上りに取っておこうと思ったが、到着前に2つとも食べ終わってしまった。

大門湯さんとセットでまた行きたい。

今度はぜひ湯上りに。

今日もまたひとつ、大好きな散歩コースができた。

※宝来屋さんの紹介ページはこちら

retty.me

最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️