早い時間に行きたい銭湯さんがあった。
そこは荒川区の大門湯さん。
湯の合う仲間のおすすめ銭湯の1軒でもあり、Twitterで自分好みの銭湯に行かれる方のおすすめ銭湯の1軒でもあり、ずっと行ってみたいと思っていたが閉店時間が21時と早いため、仕事帰りにはタイミングが合わずに何回か見送っていた。
町屋から都電の線路沿いを歩いていると、お湯を沸かす香りを感じ「銭湯の近くに来たかな。」なんて思いながら角を曲がる。
ふと現れた煙突を見上げ、香りが届かなそうなその距離に「やっぱりね」と、思い込んでいた自分を笑ってしまう。
大門湯さんに到着。はやる気持ちをおさえ、明るいうちに外観を堪能させていただく。
シンプルながら重厚な門構え、歴史を感じさせてくれる佇まいが最高だ。
離れて見ても、近くで見ても良き。
正面も良いが斜めからあおるのも良い。
玄関周りのタイルの柄すら愛おしい。
入浴前に周囲を一回りすると、桜越しの煙突を眺めることができた。
「桜と煙突」なんとも素敵な組み合わせにしばし足を止めて、通りがかったご近所の方と談笑しながら一緒に眺めたのも、楽しい思ひ出だ。
入口脇に芽生えていた新しい生命にも目を奪われる。
番台で入浴料金を支払い、笑顔の素敵な女将さんと入浴前にしばし談笑。
昔から使っているという壁の柱時計の趣きを味わい
すべての椅子が永久腰かけなことに感動して
向かって左にある湯舟では、お湯の底に広がる見事な金魚のモザイクタイル絵に蕩け
向かって右側の深湯では、たっぷり浮かぶ半分に切られたレモン風呂に蕩け
浴室では永久腰かけに座り、熱くなった体に水をかけながら心底蕩けた。
しっかり熱い湯温もたまらなかった。
受けた感動すべてを女将さんに伝えたかったが、伝えきることができない自分の言語化能力が非常に残念。
それくらい何もかもが「好き」すぎる銭湯さんだった。
勧めてくれた銭湯仲間には感謝しかない。
至福の時間をご馳走様でした🙏
※東京銭湯、大門湯さんの紹介ページはこちら
時間は逆転するが、町屋から大門湯さんへ向かう途中、こちらもおすすめいただいていた宝来屋さんに立ち寄った。
メニューが豊富で悩むが、今回は「ナポリたい焼き」と「チーズあんたい焼き」をいただく。
美味だ。
一つは湯上りに取っておこうと思ったが、到着前に2つとも食べ終わってしまった。
大門湯さんとセットでまた行きたい。
今度はぜひ湯上りに。
今日もまたひとつ、大好きな散歩コースができた。
※宝来屋さんの紹介ページはこちら
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️