「湯の合う仲間」のオススメ銭湯が掛け値なしにフィットしたこの夜。
その銭湯は荒川区東尾久のやまと湯さん。
おススメ通り佇まいから好み。
まずは外観に見蕩れてなかなか中に入れない。
下足箱が映り込むくらいピカピカな玄関にも早速蕩ける。
もちろん脱衣場も同じくらいピカピカだ。女将さんは「そういう塗料なのよ」と謙遜なさるが、どんなに良い塗料を使っていたって、手入れを怠っていたらこんなキレイに保てないと思う。
そして薪で沸かしたお湯は心地好い。
47℃超と熱めの湯船と少し優しめな温度の薬湯に浸かってカランで水浴び、体を拭いて縁側で外気浴。
もはや水風呂の有無なんて関係ない。
極上のコースを何度も繰り返し、とんでもなくあまみを浮かべて蕩けた。
どうやらこの日は普段よりも熱めだったらしい。
一番熱めとされる湯船に浸かっていると常連さんに「熱いの好きだけど、今日は熱すぎて入れねぇや」と話しかけられた。
そんな熱さでも尖ったところのないお湯は心地好い。しかし実際自分も長湯するのは無理で、1分浸かっていられるかどうかだったと思う。
「この建物はもう70才になるのよ」
「そんなお年寄りを、もう少し年上な80才の主人が毎日清掃しているの」
湯上りに女将さんとの会話で出てきた言葉。
70年も経てば傷んでる箇所だってある。
でもそんな事は気にならないくらい素敵で居心地好い空間だと自分は感じた。
熱めのお湯、気さくな女将さんに常連さん。
「無くしてはいけない銭湯」を挙げるなら絶対に挙げる1軒だ。
至福の時間をご馳走様でした🙏
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