仕事中から自分の頭の中でいくつもの「〜したい」がグルグル回り、次々と増えていったこの日。
「熱いお湯に浸かりたい」
「水風呂に入りたい」
「いつもの銭湯に行きたい」
「たまには新しい所にも行きたい」
「散歩もしたい」
「サウナにだって入りたい」
「ちくわぶ食べたい」
温浴以外の最後の1つは置いておくとしても、どれか1つくらい消化しなくては収まらない。
確か少し歩けば銭湯があるはずだ。と乗っていた東京メトロがちょうど停車した市ヶ谷駅で途中下車して、2km程度の散歩道。初訪問したのは牛込柳町の柳湯さん。
お風呂の種類も豊富そうで楽しみだ。
フロントで入浴料金を支払い、ご主人と「初めまして」のご挨拶を交わす。
新宿区の銭湯スタンプラリーにも手を出してみる。
まずは体を洗い清めようとカランからお湯を出し、手を添えながらケロリン桶にお湯を汲む、程よい柔らかさがなんとも心地好く優しい。
「む!!...」
思わず声を出してしまいそうなくらい自分好みの感触にニヤつきながらケロリン桶を湯で満たす。
シャワーで浴びるのも良いが、桶からザバッ!と浴びた時の感触がなんともいえず至福。
そんな水を使っているのだから、水風呂もお風呂も気に入らない訳がない。
水風呂を中心にそれぞれの浴槽に浸かっては蕩けた。
さて次はサウナにも触れてみよう。
利用料が入浴料金に含まれていて、お財布にも優しいサウナはレンガ壁、大理石調の座面にマットが敷かれたスチームサウナ、テレビや音楽はない。
足下にある噴出口から吹き出すスチームで湿度が上がり、満足のいく心地好い体感温度。
熱源が座面の下にあるのか、配管が通過しているのだろうか、敷かれた厚めのマットを通しても、伸ばした脛から足の甲までしっかり熱が伝わり正座サウナが捗る。
湯上りには女将さんと少しお話しさせていただき、楽しい時間がさらに満たされる。
外気浴がてら、最寄りではない駅まで散歩と洒落込む。
途中の公園で出会った滑り台。埋め込まれたタイルがカラフルで素敵だ。
泉鏡花の旧居跡と犬くそ看板。
配色が可愛いカラーコーンと犬くそ看板。
コラボレーションする犬くそ看板に、ついつい足が止めながら駅まで歩く。
多少の気になる点はあったが、それを上回るくらいにサウナも水風呂もお風呂もお人柄も何もかもが優しく、心地好かった。
至福の時間をご馳走様でした🙏
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️