｢行ってきましたよ、北欧乃風｣
ドラマサ道で、原田泰造さんが扮したナカちゃんさんならこんな風に言うのだろうか。
午前中の寿湯から始まり、動き続けていたこの日。
最終目的は上野の北欧で開催される｢北欧乃風｣だった。
のんびり構えて、17時を過ぎた頃に到着。
下ではスタッフさん達が沢山の氷を車から次々下ろしてエレベーターに運びこんでいる、かなりの量だ。
一台見送り、次のエレベーターで6階へ上がる。
下足箱に空きはあるが、中のロッカーにほとんど空きはないのだろう、受付前には5人以上待っている。
さすがの人気。
17時じゃ早いくらいかとタカを括っていたが、完全に誤算。
少し待って動きがなかったら諦めよう。と考えていたら思いのほかサクサク呼ばれ、すぐに中に入れた。
館内着に着替えて浴室フロアに上がると、浴室前の棚はかなりの惨事！
棚に全く空きがないタイミングがあったのだろう。棚以外のスペースにも付箋が付けられた館内着とタオルがひしめき合っている。
ここでもタイミングに恵まれ棚を確保できた。
体をしっかり洗い清めて露天風呂へ、いつもならトゴール温泉の露天風呂だが、この日は違う。
水風呂仕様だ。
これは良き。
もはやプールだ。
いくつもの氷柱がプールサイドに並ぶ。
並べ終わったスタッフさんに
｢これ１回で相当お値段張りますよね？｣と話させていただく。
かき氷に使えそうな透明度の氷柱1本1本の見事さに、下世話とは思いつつ口から出てしまった。
｢まぁ、正直いいお値段です。でもお客様に喜んで頂きたいので、良い氷を使わさせてもらいました！｣とのお返事。
ありがとう、ありがとう北欧さん。
話しているうちに18時の回の列形成が始まる。
かなりの人数が並んだが何とかサ室に入ることができ、さらに隙間埋めの関係で幸運にも3段目に座る事ができた。
現れた熱波師はサウナーけたさん。
どうやら1時間おきでは捌ききれないと判断したらしく、時間を30分おきに変更、あわせてローテーションも変更したらしい。
けたさんのタオル捌きに応じてベリーの香りのアロマと熱気が部屋を満たす。
せっかくの熱波、もちろん正座で味合わさせていただく。
気づかれたけたさんに｢正座！良いですね！｣と言われながら熱波を送っていただき蕩けた。
良い熱波、ごちそうさまです🙏
前口上で｢ヤバい、グローブ忘れた！〜｣と言っていたのを、てっきりネタだと思っていたら違かったらしい。
氷柱をバンバンぶち込んだ水風呂は氷を入れる前とは大違い！体感で11℃、水温計も同じだったのでそこまで下がったのだろう。
露天は容積が大きい分もう少し高かったが、氷がいっぱい浮かぶ露天水風呂はかなり冷たく、しっかり蕩けた。
何よりあのサイズの露天風呂で水風呂を楽しめるのだから蕩けるほかない。
タイミングよく空いた椅子に座って外気浴。すでにあまみが浮かんでいる。
次は18時30分、箸休めサトシさんの熱波だ。
並んだタイミングがあまり良くなく一段目より下、床に座ることになってしまった。
風が動いていないと正座していてもあまり熱くはなく、残念と思うと同時に熱波師のサトシさんにとっても本意ではない場所だろうなと申し訳なかったが、個人的に向けてくれたサトシさんの熱波に蕩けた。
変な場所に座ってしまい、スミマセンでした！
用意された整理券は飛ぶように捌け、アウフグースイベント時以外もサ室は立ちサウナが出るほどの盛況ぶり、スタッフさんも支配人さんも、呼び込み時以外はずっと動いて試行錯誤しながらあれやこれやと対応している。
何度も蕩けたし、欲張らずに程々で切り上げよう。
北欧さん至福の時間をご馳走様でした🙏
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