たまゆら湯 〜 湯気三昧の銭湯散歩 〜

「 銭湯 」が大好き。散歩も大好き。そんなワタクシの心と体が蕩けるままの銭湯散歩。

銭湯散歩 vol.558 岩の湯 / 板橋区ときわ台 北区赤羽岩淵 | 板橋区と北区、ご兄弟の営む2つの岩の湯をハシゴしてそれぞれのお湯に蕩けた20230223

数日前、開店直後にいただいたお湯があまりに心地好かったので、同じような時間に岩の湯さんへ行ってみた♨️

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日が当たる下足箱が何とも美しい。

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この日のお湯は先日ふるまった際に少し残ったのがあってね。ということで期せずして文旦湯。

カットされた文旦がネットの中から放つ香りを堪能しながら、こだわりのお湯をいただいて蕩けた🤤

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夜もいいが、明るい時間もやはりいい。この時間の岩の湯さんもクセになりそうだ。

至福の時間をご馳走様でした🙏

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岩の湯さんでお湯をいただいた後、「最近行ってないな」と、無性にお兄さんの方の岩の湯さんにも行きたくなって自転車を走らせた。

途中でマネキンのRyoちゃんにも挨拶するのもも忘れない。


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「お兄さんの方」というのは、北区赤羽岩淵にある岩の湯さん。

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三人兄弟がそれぞれ銭湯を営まれて、二番目のお兄さんの銭湯が赤羽岩淵で、弟さんがときわ台で岩の湯さんを続けていらっしゃるのだ。

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一番上のお兄さんも同じ赤羽で銭湯を営まれていたとのことだが、そちらの銭湯は残念ながらすでに暖簾を下ろされていて、自分はお湯をいただいたことは無い。

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番台で受付を済ませて、服をロッカーにしまいながら昭和20年代後半建築当時の様子が色濃く残る趣ある脱衣場を堪能、何度来ても何度見ても溢れる昭和感がたまらない。

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玉石タイルに貝殻タイルが散りばめられた浴室でカラン前に座り全身を洗い清めてからお湯に浸かり、こちらも見事な浦島太郎の物語が描かれた鈴栄堂の九谷焼タイル絵を眺めながら蕩けた🤤

至福の時間をご馳走様でした🙏

玄関にある宝船のタイル絵も鮮やかでたまらないのです。

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ゆっくりお湯をいただいていたら、来店時はまだ明るかった空が暗くなっていた。

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昼の姿と夜の姿、入った時と出た時で印象の異なる2つの姿を一度に見られるからこのくらいの時間に行く銭湯散歩は嬉しい。

そんな風に思うのは自分だけだろうか。

しかし岩の湯ハシゴは最高だったな。

最後までお読みいただきありが湯ございました🙇‍♂️

※1010、北区の岩の湯さんの紹介ページはこちら。

www.1010.or.jp

※1010、北区の岩の湯さんの紹介ページはこちら。

www.1010.or.jp

※日の高いうちにいただく岩の湯さんのお湯に蕩けたあの日のブログはこちら。

tamayura-yu.hatenablog.com

※お兄さんの岩の湯で蕩けたあの日のブログはこちら。

tamayura-yu.hatenablog.com

銭湯散歩 vol.557 星の湯 / ピース湯 / 品川区中延 | スタンプラリーをきっかけに2軒の初訪問銭湯で蕩けた20230222

この日よりちょっと前から品川区の銭湯でオリジナルデザインタオルをいただけるスタンプラリーが始まっていた。

必要なスタンプは6つ。

気になっているけれどもまだお湯をいただいていない銭湯はそれ以上あるので、足を運ぶ良いきっかけ。

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ということで意気揚々と向かったのは東急大井町線中延駅

まず最初に吸い込まれたのは銭湯ではなく駅前の立食いそば、大和屋さん。

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空腹が気になってお湯を堪能できなくなってはもったいないので、ちくわ天そばをすすってまずは腹ごしらえ。

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1軒目に向かった銭湯は星の湯さん♨️

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素敵な屋号が気になってはいたけれど、足を運べていなかった。

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シンプルな看板も素敵だが入口脇のガラスブロックも素敵だ。

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外観をひとしきり愛でたことだし、それではお湯をいただきましょう。

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高い天井の隅いっぱいまで描かれた見事なモザイクタイル絵を眺めながら全身を洗い清めた後、湯船をまわる。主浴槽も大きいが、薬湯の湯船も広々しているのが嬉しい。

カランでの水浴びを間に挟みながら、この日一番のお気に入りの寝風呂でパワフルに吹き出すジェット水流を浴びながら何度も蕩けた🤤
至福の時間をご馳走様でした🙏

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もう1軒欲張ろうと、三間通りをてくてく歩いて第二京浜を越え、向かったのはピース湯さん♨️

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まずは看板のシックな配色が愛でポイント。

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多数の椅子と豊富なドリンクが落ち着けそうな広々ロビーのフロントで受付を済ませてお湯をいただく。

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白タイルを基調とした浴室で、パワフル電気風呂からの水風呂、雰囲気のある岩風呂からの水風呂。軟水温冷交互浴槽でやわらかに蕩けた🤤

主浴槽に据えられた球体の湯出口も愛でポイント♨️

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所々の装飾も可愛いし、円柱型傘立てがあるのも個人的には愛でポイントだった。

至福の時間をご馳走様でした🙏

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銭湯ではないが、暗渠好きとして歩いてみたかった立会川緑道を湯上がり散歩。

道幅も広く歩きやすい。

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結果、荏原町駅まで歩いたところで三間通りに入って旗の台駅から電車に乗ったのだが、大井町線の線路の向こうに渡っても西小山あたりまで立会道路が続いていたとのちに知った。無念。

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星の湯さんとピース湯さん、立会川緑道に今日のタイミングで出会うことができたのはスタンプラリーのおかげと言える。残り4つのスタンプにどんな出会いが待っているか楽しみで仕方がない。

最後までお読みいただきありが湯ございました🙇‍♂️

 

※品川浴場組合、星の湯さんの紹介ページはこちら。

shinagawa1010.jp

※品川浴場組合、ピース湯さんの紹介ページはこちら。

shinagawa1010.jp

 

銭湯散歩 vol.556 みまつ湯 と たぬき湯 / 墨田区鐘ヶ淵 | 風情溢れる街並みにしっかりとはまる二軒の銭湯で蕩けた20230220

初めて下車する鐘ヶ淵駅

普段は地下鉄利用が多いので屋外の駅というだけでなんだか新鮮だ。


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改札を出てすぐにさしかかったのは古代東海道。「旧」じゃなく「古代」とはなんともシビレる響き。

のちのち調べてみたら9~10世紀頃に定められた官道らしい。

これはじっくり調べてじっくり散策する機会を設けなければならない。

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下車する駅が初めてなら、こちらも初めてとなるみまつ湯さんへ♨️

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「デンキ風呂」のカタカナ表記を見て、なんだか嬉しくなるのは自分だけだろうか。

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フロントで受付を済ませて暖簾をくぐる。

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脱衣場も浴室もどちらも広々。

永久腰かけに座って全身を洗い清めた後、熱めの白湯で温まり、やさしい温度の薬湯電気風呂にじっくり浸かってシビレて蕩けた🤤

至福の時間をご馳走様でした🙏

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せっかく普段あまり来ないエリアに来たのでもう一軒欲張る。

静かな住宅街を歩き、東武伊勢崎線の線路下をくぐって到着したのはたぬき湯さん。

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手前にある商店も風情に溢れていてたまらない。

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家紋入りの見事な暖簾のたぬき湯さん。

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〇に蔦のこの家紋は自分の家と同じ家紋なので勝手に親近感が沸く。

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店内は建築当時からの部分と改修した部分、レトロとモダンがいい感じに融合している。

番台式で全体的には宮造り建築、ところどころに古い柱や木枠の窓などが残っていて風情を感じさせてくれる。と同時に改修もしっかり行われていて、水回りも使いやすくされ、立ち上がる時に使う手すりが各カランスペースに設けられ、立ちシャワーブースも木目調のモダンな壁紙が貼られている。

ペンキ絵の下に貼られた麻の葉文様のタイルが個人的には最大ンお目でポイントだった。

やさしい白湯とちょっと熱めの薬湯のじっこうに浸かって温まってから、縁側で二体のたぬきさんを眺めながら涼んで蕩けた🤤

聞いたところによると、男女湯の縁側にそれぞれ一体ずつ置かれていたとのこと。今は女湯の縁側は出られなくなっており、その時男湯に持ってきたのだそうだ。

「たぬき湯」の屋号についても尋ねてみたが、初代のオーナーさんからの屋号をそのまま使っていて私たちは四代目になるんだけど誰も知らないのよ、ごめんなさいね。

とのこと。逆に興味深くなってしまった。

至福の時間をご馳走様でした🙏

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燃料費高騰を受けて2023年1月から定休日を増やされたようだ。

何らかの工夫を強いられる、この大変なご時世。営業してくださること自体がありたい。

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湯上がりも散歩したい気分だったので、鐘ヶ淵駅には戻らず、JRの南千住駅を目指すことにした。

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白髭橋を渡って隅田川を越える。


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橋脚と輝くスカイツリーの美しさに目をとられるが、なかなかの強さで冷たい風が吹いてきた。

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勿体ないが早々に橋を渡り終える。

風邪をひいてしまっては元も子もない。

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早々にと言っておきながら巨大なガスタンクに足を止める。

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そうこうしているうちに南千住の駅に到着。

距離を歩くにはちょっと寒かった。

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山手線に乗り換えるため常磐線を下車した日暮里駅で、いつものにゃっぽりにご挨拶。

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「何かいる」と思ったら、この日の日暮里駅コンコースには無数のにゃっぽりが出現していた。

近づきすぎると分からないが遠目に見てみると何やら描かれているような?

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この大量のにゃっぽり、猫の日に合わせて駅員さんが描かれたものだった。

※FUN!TOKYO!JR東日本 公式】さんのTwitterより

様々な表情のにゃっぽりが一堂に会していて可愛い。

立っているここは鼻と口の中間くらいだろうか。

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満足するまでにゃっぽりを愛でてからホームへの階段を下りる。

あれだけの数を書くのは大変だったろうな。でも、おかげさまで楽しかったです。

あまり歩いたことのないエリアを歩くのはいつも楽しい。

この日のように風情があったり発見があったりする道ならなおさらだが、寒い時期は橋の有無を念頭に入れるようにしよう。

最後までお読みいただきありが湯ございました🙇‍♂️

※1010、みまつ湯さんの紹介ページはこちら。

www.1010.or.jp

※1010、たぬき湯さんの紹介ページはこちら。

www.1010.or.jp