たまゆら湯 〜 湯気三昧の銭湯散歩 〜

「 銭湯 」が大好き。散歩も大好き。そんなワタクシの心と体が蕩けるままの銭湯散歩。

銭湯散歩 vol.484 銭湯サポーターフォーラム / 大田区産業プラザPiO | 3年ぶりのリアル開催!銭湯ファンの熱気に沸く会場に蕩けた20221001

オンライン観覧の経験はあるが、リアル会場で参加するのは初めてになる銭湯サポーターフォーラム。幸運にも抽選を突破できたので現地に足を運んだ。

建物の中で若干迷子になりつつも無事に会場到着。お揃いの法被を着た浴場組合の方々に迎え入れられ会場内へ。

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開場と同時に物販や展示ブースがオープンし、丸山清人絵師の銭湯ペンキ絵ライブペインティングも開始された。フォーラム開会までは時間があるようなので物販エリアをぶらついてみる。

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出展されていたり来場されていた顔見知りの方々に物販/展示エリアでお会いできた。ばったり銭湯で会うこともあったりするが、そんなに多くはないので、こうやって顔を合わせる機会は嬉しい限りだ。

物販エリアでのお目当てはさくらいまさんのブース。

著書の東京銭湯パラダイスを購入するとこの場で似顔絵を描いていただけて、さらにネーム原画を一枚いただけるなんてファンにとっては野崎浴場の電気風呂ばりにシビレる特典だ。


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今回自分の中で目的の一つだったのでかなり嬉しい。

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横浜都市発展記念館・調査研究員の吉田律人氏による「京浜地域と北陸銭湯人の系譜 ―忘れられた同郷者ネットワーク―」と題し、戦後の東京で銭湯が復興を遂げた背景に、明治時代から続く北陸出身者のネットワークが果たした重要な役割についての講演は内容も調査の手法も興味深すぎて、聞き足りないくらいだった。

 

続くコーナーは「銭湯お遍路440軒達成者表彰」リアル開催を休止していた間に達成された方々も今回同時に表彰されるということで、壇上に乗り切らないのでは?と思うくらいたくさんの方々が表彰されていた。

そして銭湯経営者Q&Aコーナーでは、事前募集していた質問に対し軽妙に回答する経営者さんたちに、声こそ出せないが会場は盛り上がる。

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そして「銭湯グッズ抽選会」

銭湯大使のやすこさんとステファニーさんによるくじ引き。

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受付番号が抽選番号となるメイン抽選会では残念ながら番号を呼ばれず。

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最大の目玉景品は丸山絵師の描き上がりたてホヤホヤペンキ絵。こちらはくじ引きではなく争奪じゃんけん。

残念ながら早々に脱落、無念。

しかし三種類のグッズが当たる全員プレゼントで希望のトートバッグを引き当てた!

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初めて見るデザインのトートバッグは青/緑/紫の3色展開、その中から紫を選択。

デザインが可愛い上に色も素敵だし大きさも程よい。これから重宝しそうだ。

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銭湯ファンの熱気で沸いた楽しい時間はあっという間に終了。

こちらこそありが湯ございました♨

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退場前、イベント中に描き上がったペンキ絵を間近で拝見

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出口でお見送りしてくれたゆっポくんと写真を撮ってもらった。

さんしゃいんの湯ぶりだね、ゆっポくんありが湯♨

至福の時間をご馳走様でした🙏

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この日の収穫は似顔絵入り東京銭湯パラダイスに何枚かのステッカーに、ニコニコ湯さんの会場限定カラートートバッグなどなど。欲しいものだらけで物欲が高まったが、我ながら良く財布のひもを締めたものだ。むしろ締めすぎたことに後悔…。

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来年の開催も今から楽しみなこのイベント。興味のある方はぜひ応募して、現地参戦していただきたい。

最後までお読みいただきありが湯ございました🙇‍♂️

※銭湯サポーターフォーラム2022、開催前の紹介記事はこちら。

www.1010.or.jp

 

※東京銭湯オフィシャルサイトはこちら。

www.1010.or.jp

銭湯散歩 vol.483 ヌーランドさがみ湯 / 大田区雑色 | イベント前の午前中、濃厚黒湯に蕩けた20221001

お昼からの銭湯サポーターフォーラム2022に参加予定だったこの日、大田区には午前中から営業されている銭湯が何軒もあるのでイベント開始前にひとっ風呂いただこうと目論み、午前中から蒲田に移動。

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工事中の歩道橋を発見、意気揚々と登ってみたが通行止めでUターン。

戻ってみて、下の方でその旨が書かれた貼り紙を発見...。もっと大きく!目立つように!!と思いもしたが、自分の注意力が散漫だったのだろう。

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環八通りから三間通りに入り、雑色方面にしばらく歩いて鮮やかなピンク色ののぼりが目立つヌーランドさがみ湯さんに到着。

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降り注ぐ朝日が眩しい。

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奥の方にはゲーム機が置かれる広い下足箱回り。

100円リターン式の下足箱に靴を預け、フロントで受付を済ませる。

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サウナも併設しているが、堪能するには時間が足りなさそうなので次回のお楽しみに取っておく。

脱衣場のロッカーも100円リターン式だ。手持ちがあってよかった。

全身を洗い清めて、まずは内湯の黒湯からいただく。その濃厚さは10cmくらいしか視界がないほどでのっけから蕩けてしまう🤤

サウナ横に設けられた水風呂もなかなかのキンキンさで、小さな子供たちが入ろうと試みては退散する姿が微笑ましい。

電気風呂もなかなかにパワフル。自分好みのシビレ度合いだし、階段を降りた先にある露天風呂も黒湯で秘湯感に溢れ最高だ。

湯船の種類が充実しすぎて交互浴が捗り、次の予定を忘れてしまいそうだがそうはいかない。電気風呂から黒湯、水風呂のコンビネーションに蕩けて終了🤤

至福の時間をご馳走様でした🙏

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湯上がりにあらためて見てみるとロビーも広いこと。

そしてこの日は上がらなかったが階段の上には90人収容の大宴会場、カラオケルームに貸しスタジオなどの充実設備が広がるフロアがあり、2階施設利用を合わせた全館利用パックや、釣りとセットのプランもあるらしい。

こちらもあわせて次回のお楽しみにとっておこう。

 

最後までお読みいただきありが湯ございました🙇‍♂️

※1010、ヌーランドさがみゆさんの紹介ページはこちら。

www.1010.or.jp

銭湯散歩 vol.482 白山浴場-大黒湯-豊川浴泉 / 文京区浴場組合 | 坂道を歩きながら森鴎外に思いを馳せ、三湯三様のお湯に蕩けた20220928-29

文京浴場組合で9月25日から開催しているイベント「鴎外の湯2022」に遅ればせながら参加。

スタンプ3個でオリジナルトートバッグがゲットできてしまう大盤振る舞いなこのイベント。一軒目に選んだのは「極楽」と書かれた暖簾が可愛い白山浴場さん。

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イベントに連動。森鴎外にちなんだ変わり湯も振る舞われるようだ。

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受付時、イベントの台紙にスタンプを押してもらったあと「まだ始まったばかりだけどもう何人か交換に来てるのよ。」と、女将さんにトートバッグの見本を見せて頂いた

デザインも素敵だし、サイズもちょうど良さそう。これは楽しみ。

浴室の壁にはイベントに伴って東大赤門の絵が貼られていた。いつものペイズリー柄モザイクタイル絵だけでも大好きだが、雰囲気が変わった眺めも素敵な空間でお湯に浸かって蕩けた🤤

至福の時間をご馳走様でした🙏

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茗荷谷駅へ向かう帰り道は、春には桜が美しい播磨坂を登った。中央にある緑道部分を歩くのが好きなのだ。

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駅の手前でさしかかった丼太郎。

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程よく小腹も空いているし、久しぶりに立ち寄る。

キムチを乗せたからこそ330円だが、通常の納豆丼なら250円だ。リーズナブルでありがたい気持ちと「安すぎないか?」と心配になる気持ちが複雑に入り交じる。

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太郎ちゃん?が凛々しく描かれた丼で提供されたキムチ納豆丼に舌鼓を打って蕩けた🤤

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食後にはしご湯しようと思い立って、茗荷谷駅を通り過ぎ大黒湯さんの目の前まで来たが、目の前で賑やかなグループ客が暖簾を潜って行ったのでパス。

このタイミングはゆっくりしたい今の気分とは合わなそうだ。

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そして翌日、あらためて大塚仲町の大黒湯さんからスタート。

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2つ目のスタンプを押してもらい浴室へ、先日、開催前の準備段階でも拝見したが、八角形湯気抜きの下、あらためて見る団子坂菊人形の壁絵を眺めながら水風呂で、薬湯の深湯で蕩けた🤤

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大黒湯さんで一汗流して一汗かいた後は不忍通り護国寺方面に歩き、清戸坂を登り、目白台二丁目の交差点から富士見坂に入る。

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富士見坂はすぐに左右に分岐して日無坂と二つに分かれる。

この分岐。坂好き、もじゃハウス好きの自分として、いつ訪れてもたまらない眺め。

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樹木が生い茂り日中でも日が当たらなかったことから、日無坂と名づけられたらしいこの坂は個人的に大好きな坂の一つだ。

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のんびり坂を下って豊川浴泉さんに到着。

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欄間上、左右の鶴が可愛い。


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コインランドリーの雨避けもたまらない。

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お香が香る玄関で靴を預け、受付を済ませる。

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豊川浴泉さんのイベント飾りは高い天井から吊るされた浴場幕だ。

カラン前で体を洗いながら、湯船でお湯をいただきながら眺めて蕩けた🤤

フロント前ロビーで、いただいた黒トートバッグとゆっポくんとで記念に一枚。

うっかりしたことにゆっポくんの足でハニップCが隠れてしまった。

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湯上りの帰り道は少し遠回りしてのぞき坂を登る。

新海誠監督の「天気の子」。TVアニメ「冴えない彼女の育てかた」などにも登場しているので、見たことがある方も少なくないだろう。

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最大勾配は13度。東京都内で自動車通行が可能な道路としては最急の一つに数えられるらしい。自分も自転車で挑戦したことが何度かあるが、いまだ足をつかずには登り切れてはいない。

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自分が巡った既存の銭湯に鴎外さんが来たことは無いだろうが、自分が歩いた道、上り下りした坂道を歩いたことはあるかもしれない。

そんな思いを馳せながら歩くと、見慣れた道も景色もいっそう楽しい。

池袋駅近くで祭りに遭遇。

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文豪気分からは離れるが、こんな素敵な祭りを見過ごすわけにはいかない。

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翌日、餃子Tシャツを着て出勤したのは前夜の祭り気分が抜けていなかったのに他ならない。

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お風呂を楽しみ、散歩を楽しみ、餃子を楽しみ、トートバッグまでいただいた2日間の銭湯散歩。仕事終わりから終電までの数時間とはいえ、楽しみ方はいくらでもあると再認識した。

最後までお読みいただきありが湯ございました🙇‍♂️

※この二日間でお湯をいただいた3浴場が加盟される文京浴場組合の公式サイトはこちら。

www.sentou-bunkyo.com